System.Read
Delphi
procedure Read(var F: File; V1; [ ..., VN]);
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
procedure | public | System.pas | System | System |
説明
Read は、ファイルからデータを読み込みます。
Read プロシージャは、Delphi コード内で次のように使用できます。
種類を指定したファイルの場合、1 つのファイル コンポーネントを 1 つの変数に読み込みます。
テキスト ファイルの場合、1 つ以上の値を 1 つ以上の変数に読み込みます。
ここで示す Read 構文は、このプロシージャで指定できる引数の数が可変であることを示します。
Read は、次の行末マーカー(ただしそれ自体は含まない)まで、または Eof(F) が true になるまですべての文字を読み込みます。読み込んだ後、次の行へスキップはしません。読み込みんだ文字列が文字列変数の最大長より長ければ、切り捨てられます。
最初の Read の後、次の Read では行末マーカーを確認し、長さゼロの文字列が返されます。
複数の Readln 呼び出しを行って、連続する文字列値を読み込みます。
拡張構文が有効であれば、Read では、null で終わる文字列をゼロを起点とする文字配列に読み込むことができます。
Read は、ファイルから一文字読み込み、それを変数に割り当てます。CRLF モードが有効で、Read 実行前に Eof(F) が true だった場合は、Chr(26)(Ctrl+Z 文字)の値が変数に割り当てられます。(CRLF モードを有効にするには、SetLineBreakStyle を使用します。)
Read は、数値文字列の先頭部分にある空白、タブ、行末マーカーはスキップします。
数値文字列が期待された形式に適合しない場合は I/O エラーとなり、適合すれば値が変数に割り当てられます。
次の Read は、数値文字列を終了させた空白、タブ、行末マーカーで始まります。