System.AnsiStringBase.FloatToStrF
C++
static AnsiStringBase FloatToStrF(long double value,
TStringFloatFormat format,
int precision, int digits,
int codePage);
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
function | public | dstring.h | System | AnsiStringBase |
説明
FloatToStr メソッドは,浮動小数点値の文字列表現を返します。
format パラメータは変換後の文字列の形式を指定します。precision パラメータは変換値の精度を指定します。精度は float 型では 7 桁以下,double 型では 15 桁以下,Extended 型では 18 桁以下です。digits パラメータの意味は,選択した形式によって異なります。
format パラメータに指定できる値とその意味を次に説明します。
値 | 意味 |
---|---|
sffGeneral |
汎用数値形式。値は固定小数点形式または指数形式を使用した最短の 10 進文字列に変換されます。変換後の文字列から末尾部分の 0 は除去され,小数点は必要な場合にのみ表示されます。整数部の桁数が指定された精度以下で,値が 0.00001 以上の場合,変換後の文字列は固定小数点形式になります。それ以外の場合は,指数形式が使用される。digits パラメータには指数部の最小桁数(0 以上 4 以下)を指定します。 |
sffExponent |
指数形式。値は「-d.ddd...E+dddd」形式の文字列に変換されます。負数の場合,変換された文字列は負符号で始まり,小数点の左側に必ず 1 桁が表示されます。変換後の文字列の全桁数(小数点の前の 1 桁も含む)を precision パラメータで指定する。変換後の指数文字 E の後には,正符号または負符号と 4 桁までの数字が続きます。変換後の文字列の指数文字 E の後には,正符号または負符号と 4 桁までの数字が続きます。digits パラメータには指数部の最小桁数(0 以上 4 以下)を指定します。 |
sffFixed |
固定小数点形式。値は「-ddd.ddd...」形式の文字列に変換されます。負数の場合,変換された文字列は負符号で始まり,小数点の左側に必ず 1 桁以上が表示されます。小数点以下の桁数(0 以上 18 以下)を digits パラメータで指定します。整数部の桁数が指定された精度より多い場合,変換後の文字列は指数形式になります。 |
sffNumber |
数値形式。値は「-d,ddd,ddd.ddd...」形式の文字列に変換されます。変換後の文字列に 3 桁区切りの記号が含まれる点を除いて,sffNumber 形式は sffFixed 形式と同じです。 |
sffCurrency |
通貨形式。値は金額を表す文字列に変換されます。変換方法は CurrencyString,CurrencyFormat,NegCurrFormat,ThounsandSeparator,DecimalSeparator の各グローバル変数で指定します。これらの変数はすべて,Windows のコントロールパネルにある各国対応の通貨の形式に定義されている値で初期化されます。小数点以下の桁数(0 以上 18 以下)を Digits パラメータで指定します。 |
どの形式でも,小数点と 3 桁区切りの記号に使用する文字にそれぞれ,DecimalSeparator と ThousandSeparator の各グローバル変数の値を使用します。
指定された値が NAN(非数)の場合,変換後の文字列は「NAN」になります。指定された値が正の無限大の場合,変換後の文字列は「INF」になります。指定された値が負の無限大の場合,変換後の文字列は「-INF」になります。