API:FMX.ActnList.TActionLink

• 親: FMX.ActnList
• メソッド
• プロパティ
• イベント

Delphi

TActionLink = class(TContainedActionLink)

C++

class PASCALIMPLEMENTATION TActionLink : public System::Actions::TContainedActionLink

プロパティ

種類	可視性	ソース	ユニット	親
class	public	FMX.ActnList.pas FMX.ActnList.hpp	FMX.ActnList	FMX.ActnList

説明

TContainedActionLink は、アクションとアクション クライアントとを接続し、クライアント オブジェクトに対して共通に使用するプロパティを設定するための、アクション リンクの基底クラスです。

FMX.ActnList.TActionLink は System.Actions.TContainedActionLink を継承しています。以下の内容はすべて System.Actions.TContainedActionLink を参照しています。

TContainedActionLink は、アクションとアクション クライアントとを接続し、クライアント オブジェクトに対して共通に使用するプロパティを設定するための、アクション リンクの基底クラスです。

ほとんどのアプリケーションでは、TContainedActionLink オブジェクトを直接に扱うことはありません。フレームワーク（FMX および VCL）固有の下位クラス FMX.ActnList.TActionLink および Vcl.ActnList.TActionLink がライブラリで提供されています。アクションのクライアントでも、この 2 つのクラスから派生した、特化した FMX および VCL のクラスを定義しています。このような下位クラスにより、クライアント オブジェクトとアクションとの関係が管理されます。

TContainedActionLink では、アクション オブジェクトのプロパティとクライアント オブジェクトのそれに対応するプロパティとの関係を管理するメソッドが導入されています。下位クラスでは、これらのメソッドをオーバーライドし、クライアントの特定のプロパティ向けに実装します。

コンポーネントの開発時には、TContainedActionLink のフレームワーク固有の下位クラス（FMX.ActnList.TActionLink または Vcl.ActnList.TActionLink）を基底クラスとして使用し、アクションと、コントロールやメニュー項目以外のクライアント オブジェクト群との間の関係を管理する、新しいアクション リンク クラスを作成することができます。

TContainedActionLink では、アクション リンクのクライアントの以下のプロパティを設定するメソッドのインターフェイスが導入されています。

• Caption
• Checked
• Enabled
• HelpType
• HelpContext
• HelpKeyword
• Hint
• GroupIndex
• ImageIndex
• ShortCut
• Visible
• StatusAction

関連項目

• System.Actions.TContainedAction
• System.Classes.TBasicActionLink.Action
• Vcl.Controls.TControl
• アクション マネージャを使用した VCL アクションの処理
• デモ プログラム、アクション、アクション リスト、メニュー、ツールバー
• アクションの起動時に何が発生するか
• アクションのターゲットの検索方法
• ツールバーとメニューのアクションを編成する
• 定義済みのアクション クラス
• アクションの登録
• アクション バンドのセットアップ
• アクションの更新
• アクション リストを使用した VCL アクションの処理
• アクションとは
• アクション コンポーネントの記述
• System.Actions.TContainedActionLinkClass