API:Vcl.StdCtrls.TCustomEdit.DefaultHandler
Delphi
procedure DefaultHandler(var Message); override;
C++
virtual void __fastcall DefaultHandler(void *Message);
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
procedure function |
public | Vcl.StdCtrls.pas Vcl.StdCtrls.hpp |
Vcl.StdCtrls | TCustomEdit |
説明
コントロールがそれ自体では十分に処理できないすべてのメッセージに対してメッセージ処理を提供します。
Vcl.StdCtrls.TCustomEdit.DefaultHandler は Vcl.Controls.TWinControl.DefaultHandler を継承しています。以下の内容はすべて Vcl.Controls.TWinControl.DefaultHandler を参照しています。
コントロールがそれ自体では十分に処理できないすべてのメッセージに対してメッセージ処理を提供します。
DefaultHandler メソッドをオーバーライドすると,コントロールのデフォルトメッセージ処理を変更できます。Message パラメータは,TMessage 型にキャストして,メッセージの WParam,LParam,Result を取得することができます。メッセージの Result がゼロ以外の場合,メッセージは処理済みです。Result 項目を 0 以外の値に設定すると,継承メソッドがそれ以降のメッセージ処理を行えなくなります。
メモ: Delphi のコードでは,メッセージ処理メソッドで継承メソッドを呼び出すと,上位クラスでメッセージの明示的なハンドラを指定しない限り,上位クラスの DefaultHandler メソッドの呼び出しが発生します。
TWinControl は TControl の DefaultHandler メソッドをオーバーライドすると,すべての下位型のメッセージを処理できます。DefaultHandler は,Windows API の CallWindowProc 関数を使用することにより,この関数を呼び出さないと処理されないメッセージをコントロールのウィンドウプロシージャに渡します。