Data.Win.ADODB.TCursorType
Delphi
TCursorType = (ctUnspecified, ctOpenForwardOnly, ctKeyset, ctDynamic,
ctStatic);
C++
enum DECLSPEC_DENUM TCursorType : unsigned char { ctUnspecified, ctOpenForwardOnly, ctKeyset, ctDynamic, ctStatic };
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
enum | public | Data.Win.ADODB.pas Data.Win.ADODB.hpp |
Data.Win.ADODB | Data.Win.ADODB |
説明
TCursorType 値はレコードセットで使用するカーソルの種類を示します。
TCursorType 値を使用すると,レコードセットが開いたときに使用するカーソルの種類を指定できます。
TCursorType の定数は,ADO レコードセットオブジェクトの CursorType プロパティの CursorTypeEnum 値と対応します。これらの値とその効果の詳細は,Microsoft Data Access SDK ヘルプを参照してください。
TCursorType は,次の表に示す 5 つの定数から構成されます。
カーソルの種類 | 意味 |
---|---|
ctUnspecified |
特定のカーソルの種類が指定されていない |
ctOpenForwardOnly |
前方にのみスクロールできる前方専用カーソル。レコードセットを通じて 1 つだけ必要なので処理が高速 |
ctKeyset |
キーセットカーソル。ほかのユーザーが追加したレコードは見ることができない。ほかのユーザーが削除したレコードはアクセスできない |
ctDynamic |
動的カーソル。ほかのユーザーによるデータの変更,削除,および挿入は見ることができない。前後へのスクロールが可能 |
ctStatic |
静的カーソル。レコードの静的コピー。ほかのユーザーによるデータの変更は見ることができない。ほとんどの場合,レポートで使用 |
メモ: ADO データセットコンポーネントの CursorLocation プロパティが clUseClient に設定されている場合には,ctStatic だけがサポートされます。
メモ: プロバイダが要求されたカーソルの種類をサポートしていない場合,別の種類を返す場合があります。この代替のカーソルは,レコードセットが開いた後に CursorType プロパティで反映されます。