System.VarCmplx.VarComplexCreate
Delphi
function VarComplexCreate: Variant;
function VarComplexCreate(const AReal: Double): Variant;
function VarComplexCreate(const AReal, AImaginary: Double): Variant;
function VarComplexCreate(const AText: string): Variant;
C++
extern DELPHI_PACKAGE System::Variant __fastcall VarComplexCreate(void)/* overload */;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
function | public | System.VarCmplx.pas System.VarCmplx.hpp |
System.VarCmplx | System.VarCmplx |
説明
複素数を表すカスタム バリアントを返します。
VarComplexCreate を呼び出すと、複素数を値に持つバリアントを作成することができます。
AReal は、複素数の実数部です。
AImaginary は、複素数の虚数部です。
前から 3 つのコンストラクタを使用する場合、AReal または AImaginary を省略すると、実数部または虚数部が 0 になります。
最後の構文では、グローバル変数の ComplexNumberSymbol および ComplexNumberSymbolBeforeImaginary を使って AText を解析し、その文字列が複素数値を表している場合には、それが新しいバリアントの値になります。文字列を解析した結果が複素数にならなければ、VarComplexCreate は EConvertError 例外を発生させます。
複素数バリアントは、複素数を表すカスタム バリアントです。このバリアント型は、加算、減算、乗算、除算(ただし整数除算を除く)、および否定の各演算子を使った、直接の操作をサポートしています。Real、Imaginary、Radius、Theta、FixedTheta の 5 つのプロパティが公開されています。複素数バリアントは、整数型、浮動小数点型、文字列型、TDateTime 値、論理値との間で、相互にキャストすることができます。さらに、VarCmplx ユニットでは、複素数バリアントを操作するためのグローバル関数をいくつか実装しています。