Vcl.DBCtrls.TDBNavigator
Delphi
TDBNavigator = class (TCustomPanel)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TDBNavigator : public Vcl::Extctrls::TCustomPanel
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Vcl.DBCtrls.pas Vcl.DBCtrls.hpp |
Vcl.DBCtrls | Vcl.DBCtrls |
説明
TDBNavigator(データベース ナビゲータ)は、データセット内のデータのナビゲーションや、データに対する操作の実行(たとえば、空レコードの挿入やレコードのポストなど)に使用されます。
データベース ナビゲータは、データベース対応コントロール(TDBGrid、TDBEdit など)を含むフォームで使用します。 TDBNavigator を使用すると、ユーザーは、データを編集および表示するときにデータセットを制御できます。
ユーザーがナビゲータ ボタンのいずれかを選択すると、ナビゲータがリンクされているデータセットに対して、対応するアクションが実行されます。 たとえば、ユーザーが [レコードの挿入] ボタンをクリックすると、データセットに空レコードが挿入されます。
TDBNavigator には、以下のボタンのすべてまたは一部を表示できます。
ボタン | 用途 |
---|---|
[最初のレコード] |
現在のレコードをデータセット内の最初のレコードに設定し、[最初のレコード] ボタンと [前のレコード] ボタンを無効にします。[最後のレコード] ボタンと [次のレコード] ボタンが無効になっている場合は、それらのボタンを有効にします。 |
[前のレコード] |
現在のレコードを前のレコードに設定し、[最後のレコード] ボタンと [次のレコード] ボタンが無効になっている場合は、それらのボタンを有効にします。 |
[次のレコード] |
現在のレコードを次のレコードに設定し、[最初のレコード] ボタンと [前のレコード] ボタンが無効になっている場合は、それらのボタンを有効にします。 |
[最後のレコード] |
現在のレコードをデータセット内の最後のレコードに設定し、[最後のレコード] ボタンと [次のレコード] ボタンを無効にします。[最初のレコード] ボタンと [前のレコード] ボタンが無効になっている場合は、それらのボタンを有効にします。 |
[レコードの挿入] |
現在のレコードの前に新しいレコードを挿入し、データセットを挿入および編集の状態にします。 |
[レコードの削除] |
現在のレコードを削除して、次のレコードを現在のレコードにします。 |
[レコードの編集] |
データセットを編集状態にして、現在のレコードを変更できるようにします。 |
[レコードの登録] |
現在のレコードへの変更内容をデータベースに書き込みます。 |
[編集の取り消し] |
現在のレコードへの編集内容を取り消して、レコードの表示を編集前の状態に戻します。挿入および編集の状態がアクティブになっている場合は、それらを非アクティブにします。 |
[データ更新] |
関連付けられているデータセットのバッファリングされているデータを更新します。 |
[更新の適用] |
すべての変更レコードに対する変更(挿入、削除、または編集)を、データベースに書き込みます。 |
[更新のキャンセル] |
すべての編集レコードに対する編集をキャンセルし、編集前の状態にそのレコードの表示を戻し、挿入や編集を中止します。 |
メモ: [更新の適用] および [更新のキャンセル] を使用するには、[オブジェクト インスペクタ] ペインで、VisibleButtons プロパティを変更することにより、これらを有効にしなければなりません。