Data.DB.TDataSet.Active
Delphi
property Active: Boolean read GetActive write SetActive default False;
C++
__property bool Active = {read=GetActive, write=SetActive, default=0};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | Data.DB.pas Data.DB.hpp |
Data.DB | TDataSet |
説明
データセットが開いているかどうかを示します。
Active プロパティは,データセットにデータを設定できるかどうかを判定したり設定したりできます。Active が false なら,データセットは閉じられており,データセットはデータベースからデータを読み出したり,データベースにデータを書き込んだりすることはできず,データベース対応コントロールを使ってデータを取り出したり,編集を書き込んだりすることができません。Active が true のときは,データセットにデータを設定できます。データセットはデータベースまたはその他のソース(プロバイダなど)からデータを読み出すことができます。CanModify プロパティの値によって,アクティブデータセットは変更を登録できます。
Active を true に設定すると,以下の処理が実行されます。
- BeforeOpen イベントを生成する。
- データセットの状態を dsBrowse に設定する。
- 通常はカーソルを開くことで,データを取り出せるようにする。
- AfterOpen イベントを生成する。
データセットを開くときにエラーが発生した場合,データセットの状態は dsInactive に設定され,データセットは閉じます。
Active プロパティを false に設定すると,以下の処理を行うことができます。
- BeforeClose イベントを発生させる。
- State プロパティを dsInactive に設定する。
- カーソルを閉じる。
- AfterClose イベントを発生させる。
アプリケーションは,データベースのステータスに影響を及ぼすほかのプロパティや,アプリケーションでデータを表示するコントロールを変更する前に,Active を false に設定する必要があります。
メモ: Active は,Open メソッドを呼び出すと true に設定され,Close メソッドを呼び出すと,false に設定されます。