Data.DB.TNumericField.DisplayFormat

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Delphi

property DisplayFormat: string read FDisplayFormat write SetDisplayFormat;

C++

__property System::UnicodeString DisplayFormat = {read=FDisplayFormat, write=SetDisplayFormat};

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
property published
Data.DB.pas
Data.DB.hpp
Data.DB TNumericField


説明

数値フィールドの値をデータベース対応コントロールに表示する際の形式を決定します。

フィールドを表示する際の自動形式設定をオーバーライドするには、DisplayFormat を使用します。

メモ: DisplayFormat はフィールドのデータの表示にのみ適用されます。 AsString プロパティを使用して数値フィールドに割り当てられた文字列の有効性には影響しません。

DisplayFormat の値は、次の表に示す指定子を使用して数値データの形式を設定する文字列です。

指定子 意味
0 数字を表すプレースホルダ。 書式設定対象の値で、書式文字列内の "0" が出現する位置に数字がある場合、その数字が出力文字列にコピーされます。 それ以外の場合は、出力文字列のその位置に "0" が格納されます。
# 数字を表すプレースホルダ。 書式設定対象の値で、書式文字列内の "#" が出現する位置に数字がある場合、その数字が出力文字列にコピーされます。 それ以外の場合は、出力文字列のその位置に何も格納されません。
.(ピリオド) 小数点。 書式文字列内の最初の "." 文字によって、書式指定対象の値の小数点位置が決定します。それ以降の "." 文字は無視されます。 出力文字列での小数点の区切りとして使われる実際の文字は、DecimalSeparator グローバル変数によって決まります。 DecimalSeparator のデフォルト値は、Windows の [コントロール パネル] の [地域] 設定セクションの [数値] タブで指定されています。
,(カンマ) 桁区切り記号。 書式文字列に 1 つ以上 "," 文字が含まれている場合、出力には小数点の左側の 3 桁ごとの各グループの間に桁区切り記号が挿入されます。 書式文字列内の "," 文字の位置と数は、桁区切り記号の使用を指定するということ以外は、出力に影響しません。 出力で桁区切り記号として使われる実際の文字は、ThousandSeparator グローバル変数によって決まります。 ThousandSeparator のデフォルト値は、Windows の [コントロール パネル] の [地域] 設定セクションの [数値] タブで指定されています。
E+ 科学表記。 書式文字列内に、"E+"、"E-"、"e+"、"e-" のいずれかの文字列が含まれている場合、その数値は科学表記を使ってフォーマットされます。 最大 4 個の "0" 文字のグループを "E+"、"E-"、"e+"、または "e-" の直後に続けることで、指数内の最小桁数を決定できます。 "E+" と "e+" の形式では、正の指数にはプラス記号が出力され、負の指数にはマイナス記号が出力されます。 "E-" と "e-" を使用すると、負の指数の場合にのみマイナス記号が出力されます。
'xx' または "xx" 一重引用符または二重引用符で囲まれた文字は、そのまま出力され、形式指定の影響を受けません。
;(セミコロン) 書式文字列内で、正の数、負の数、0 のためのセクションを区切ります。

書式文字列内の小数点より前にある左端の "0" と、書式文字列内の小数点より後の右端の "0" の位置によって、出力文字列に常に表示される桁数の範囲が決まります。

形式を適用する数値は常に、小数点より右側にある、数字を表すプレースホルダ("0" または "#")の数分の、少数位に丸められます。 書式文字列に小数点が含まれていない場合、書式指定対象の値は、それに最も近い整数に丸められます。

書式を適用する数値の小数点記号より左側の桁数が、書式文字列内の "." 文字の左側にある数字を表すプレースホルダの数より多い場合、最初の数字を表すプレースホルダの前に桁を追加して出力されます。

さまざまな書式文字列の結果を次の表に示します。

DisplayFormat 結果 コメント
#.## 12.2 12.2 小数点より左に 1 桁追加されています。
#.00 2.5 2.50 0 が追加されています。 このフィールドは、常に小数点以下 2 桁まで表示されます。
00.## .006 00.01 小数点の左に 0 が 2 つ追加されて、小数点以下 2 桁に丸められています。

正の数、負の数、0 に対して異なる書式を指定するには、書式文字列を、セミコロンで区切られた 1 ~ 3 個のセクションで構成します。

  • セクションが 1 つの場合: 書式文字列はすべての値に適用されます。
  • セクションが 2 つの場合: 第 1 セクションは正の数と 0 に適用され、第 2 セクションは負の数に適用されます。
  • セクションが 3 つの場合: 第 1 セクションは正の数に、第 2 セクションは負の数に、第 3 セクションは 0 に適用されます。

負の数用のセクション、または 0 用のセクションが空の場合(そのセクションを区切るセミコロンの間に何もない場合)、代わりに正の数用のセクションが適用されます。

正の数用のセクションが空の場合、または書式文字列全体が空の場合は、有効桁数が 15 桁の一般的な浮動小数点形式が使用されます。 一般的な浮動小数点形式は、小数点より左の桁数が 18 桁を超えていて、書式文字列に科学表記が指定されていない場合にも使用されます。

関連項目