Soap.InvokeRegistry.TRemotableTypeRegistry.ClassOptions
Delphi
function ClassOptions(AClass: TClass): TObjMultiOptions;
C++
TObjMultiOptions __fastcall ClassOptions(System::TClass AClass);
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
function | public | Soap.InvokeRegistry.pas Soap.InvokeRegistry.hpp |
Soap.InvokeRegistry | TRemotableTypeRegistry |
説明
指定されたリモート可能なクラスを SOAP 表現に変換するときに同一オブジェクトへの複数の参照をどのように処理するかを示します。
アプリケーションがリモート可能なクラスを SOAP 表現に変換するとき,同一オブジェクトへの複数の参照を変換する方法は 2 種類あります。1 つは,オブジェクトのプロパティに意味があるものとしつつ,参照自体には意味がないように扱う方法です。つまり,同一オブジェクトへの 2 つの参照の値が等しくても,同じ参照としては扱いません。2 つめの方法は,オブジェクト参照自体に意味がある場合に,複数のオブジェクト参照が同一エンティティへの複数の参照であることを SOAP パケットにコード化することです。
個々のリモート可能なクラスは,こうした変換がどのように処理されるかを指定することで,指定がない場合に使用されるデフォルトをオーバーライドできます。たとえば,THTTPRIO,THTTPSoapPascalInvoker,および THTTPSoapCppInvoker は,TOPToSoapDomConvert メソッドを使ってリモート可能なクラスとその SOAP 表現との間の変換を行います。TOPToSoapDomConvert には Options プロパティがあり,このプロパティで行えるさまざまな指定の中には,同一オブジェクトに対する複数の参照のコード化を値で行うか,参照として行うかを指定することも含まれています。個々のリモート可能なクラスは,自身が RegisterXSClass メソッドで登録されている場合に,こうしたデフォルトをオーバーライドする方法を指定できます。
ClassOptions は,指定されたクラスの複数の参照をどのようにして処理するかを返します。
AClass は,どのように変換するかを調べる対象となる登録されているクラスへのクラス参照です。