System.OleVariant
Delphi
type OleVariant = { built-in type };
C++
class RTL_DELPHIRETURN OleVariant: protected Variant
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
type class |
public | System.pas sysvari.h |
System | System |
説明
OLE 互換の Variant 型。
OleVariant は OLE 互換の Variant です。Variant と OleVariant の主な違いは、Variant には現在のアプリケーションだけが扱い方を知っているデータ型を格納できることです。OleVariant には、OLE オートメーションと互換性があるように定義されたデータ型のみ格納できます。つまり、格納されているデータ型は、相手がデータの扱い方を知っているかどうかを気にせずにプログラム間またはネットワーク経由で渡すことができるということです。
カスタム データ(Delphi の string や新しいカスタム バリアント型など)が含まれている Variant を OleVariant に代入すると、ランタイム ライブラリはその Variant を OleVariant 標準データ型の 1 つに変換しようと試みます(たとえば、Delphi 文字列は OLE BSTR 文字列に変換されます)。たとえば、AnsiString が含まれている Variant を OleVariant に代入する場合、その AnsiString は WideString に変換されます。Variant を OleVariant 型の関数パラメータに渡す場合も同じことが当てはまります。