System.TypInfo.GetWideStrProp
Delphi
function GetWideStrProp(Instance: TObject; const PropName: string): WideString;
function GetWideStrProp(Instance: TObject; PropInfo: PPropInfo): WideString;
C++
extern DELPHI_PACKAGE System::WideString __fastcall GetWideStrProp _DEPRECATED_ATTRIBUTE1("use GetStrProp") (System::TObject* Instance, const System::UnicodeString PropName)/* overload */;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
function | public | System.TypInfo.pas System.TypInfo.hpp |
System.TypInfo | System.TypInfo |
説明
WideString 型であるコンポーネント プロパティの値を返します。
GetWideStrProp は、Delphi の RTTI(Run Time Type Information:実行時型情報)を利用して、コンポーネントの WideString 型のプロパティの現在の値を返します。GetWideStrProp ルーチンを呼び出すと、文字列または LongString 型が返されます。あるいは、プロパティがこの型でない場合には空の文字列が返されます。
この関数の 1 つの形式では、オブジェクト インスタンス(Instance)のプロパティを PropInfo レコードで定義します。GetPropInfo および GetPropList を使うと、このようなレコードを取得することができます。
この関数のもう 1 つの形式では、プロパティの名前、PropName を明示的に指定します。
関数のいずれの形式でも、プロパティの現在の値が WideString として返されます。
この関数の本質的な価値は、プロパティ名をハード コーディングしなくてもコンポーネント プロパティを取得できる点にあります。これにより、実行時にビジュアル コンポーネントの処理をまとめて行うことができます。
GetPropValue を使うと、型が不明なプロパティの値を取得することができます。この値は Variant 型として返されます。
メモ: 指定したプロパティが存在しない、またはパブリッシュされたプロパティでない場合には、EPropertyError 例外が送出されます。