System.Win.ComObj.TComObject.RefCount
Delphi
property RefCount: Integer read FRefCount;
C++
__property int RefCount = {read=FRefCount, nodefault};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | System.Win.ComObj.pas System.Win.ComObj.hpp |
System.Win.ComObj | TComObject |
説明
現在使用中の,COM オブジェクトに対する参照の数を示します。
RefCount プロパティは,オブジェクトが破棄可能なときを指定できます。RefCount は,COM オブジェクトが実装するインターフェースへの参照の数です。RefCount がゼロの場合,オブジェクトを破棄できます。
RefCount は COM オブジェクトが実装するインターフェースへの参照が作成される時点で自動的にインクリメントされ,そのような参照が破棄される時点で自動的にデクリメントされます。RefCount は通常,IUnknown メソッドの AddRef でインクリメントされ,IUnknown メソッドの Release でデクリメントされます。
RefCount は,関数パラメータとして渡してもよい新しいオブジェクトが作成される時点で人為的にインクリメントできます。この場合,RefCount はゼロでは不可で,関数呼び出しに先立ってインクリメントされ,関数が戻るときにデクリメントされなければなりません。
メモ: Delphi コードでは,CreateFromFactory メソッドは RefCount のインクリメントおよびデクリメントを人為的に実行します。
メモ: C++ コードでは,クラスファクトリを 1 番めのパラメータでコンストラクタに渡す場合,コンストラクタで RefCount のインクリメントおよびデクリメントを人為的に実行できます。