Vcl.ComCtrls.TTextAttributes.Pitch
Delphi
property Pitch: TFontPitch read GetPitch write SetPitch;
C++
__property System::Uitypes::TFontPitch Pitch = {read=GetPitch, write=SetPitch, nodefault};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | Vcl.ComCtrls.pas Vcl.ComCtrls.hpp |
Vcl.ComCtrls | TTextAttributes |
説明
フォントの文字がすべて同じ幅であるかどうかを指定します。
タイプフェースにはそれぞれ文字幅が決められています。固定ピッチのフォントでは文字幅がすべて同じになります。可変ピッチのフォントでは,文字によって幅が異なります。固定ピッチのフォントは一般にソースコードに用いられます。インデントが正しく揃うからです。可変ピッチのフォントは,読みやすさが求められるテキスト全般に用いられます。
Pitch の値は以下のとおりです。
値 | 意味 |
---|---|
fpDefault |
フォントピッチはデフォルト値に設定される。デフォルト値は Name プロパティに指定したフォントによって異なる |
fpFixed |
フォントピッチは固定ピッチに設定される。フォント内のすべての文字は同じ幅になる |
fpVariable |
フォントピッチは可変ピッチに設定される。フォント内の文字は幅が異なる |
メモ: 固定幅フォントの Pitch を fpVariable に,可変幅フォントの Pitch を fpFixed に設定すると,Window によって別のフォントで代用される場合があります。このとき,フォントの外観に何も効果がないか,Windows によって適切なピッチの別のフォントに置き換えられます。たとえば,可変ピッチのフォントである MS Serif の Pitch を fpFixed にすると,かわりに Courier フォントが表示されます。