データ パケットに影響を及ぼすオプションの設定
データ パケットに含められる情報の制御 への移動
データセット プロバイダの Options プロパティでは、BLOB やネストした詳細テーブルをいつ送信するか、フィールド表示プロパティを含めるかどうか、どのような種類の更新が可能かなどを指定できます。Options に含めることができる値の一覧を次の表に示します。
プロバイダのオプション:
値 | 意味 |
---|---|
poAutoRefresh |
プロバイダは、更新を適用するたびにクライアント データセットを現在のレコード値で更新します。 |
poReadOnly |
クライアント データセットでは、プロバイダに更新を適用できません。 |
poDisableEdits |
クライアント データセットでは、既存のデータ値を変更できません。ユーザーがフィールドを編集しようとした場合、クライアント データセットで例外が発生します。なお、これはクライアント データセットのレコード挿入/削除の機能には影響しません。 |
poDisableInserts |
クライアント データセットで新規レコードを挿入できません。ユーザーが新規レコードを挿入しようとした場合、クライアント データセットで例外が発生します。なお、これはクライアント データセットのレコード削除または既存データ変更の機能には影響しません。 |
poDisableDeletes |
クライアント データセットでは、レコードを削除できません。ユーザーがレコードを削除しようとした場合、クライアント データセットで例外が発生します。なお、これはクライアント データセットのレコード挿入/変更の機能には影響しません。 |
poFetchBlobsOnDemand |
BLOB フィールド値はデータ パケットには含まれません。代わりに、クライアント データセットが必要に応じてこれらの値を要求する必要があります。クライアント データセットでは、FetchOnDemand プロパティが True の場合、これらの値を自動的に要求します。そうでない場合、アプリケーションでは、クライアント データセットの FetchBlobs メソッドを呼び出して BLOB データを取得する必要があります。 |
poFetchDetailsOnDemand |
プロバイダのデータセットがマスタ/詳細関係のマスタを表す場合、ネストした詳細値はデータ パケットには含まれません。代わりに、クライアント データセットが必要に応じてこれらを要求します。クライアント データセットでは、FetchOnDemand プロパティが True の場合、これらの値を自動的に要求します。そうでない場合、アプリケーションでは、クライアント データセットの FetchDetails メソッドを呼び出して、ネストした詳細を取得する必要があります。 |
poIncFieldProps |
(当てはまる場合に)データ パケットに含まれるフィールド プロパティは、Alignment、DisplayLabel、DisplayWidth、Visible、DisplayFormat、EditFormat、MaxValue、MinValue、Currency、EditMask、DisplayValues です。 |
poCascadeDeletes |
プロバイダのデータセットがマスタ/詳細関係のマスタを表す場合、マスタ レコードが削除されると詳細レコードもサーバーによって自動的に削除されます。このオプションを使用するには、参照整合性の維持の一環としてカスケード削除を実行するようにデータベース サーバーがセットアップされている必要があります。 |
poCascadeUpdates |
プロバイダのデータセットがマスタ/詳細関係のマスタを表す場合、詳細テーブルのキー値は、対応する値がマスタ レコードで変更されると自動的に更新されます。このオプションを使用するには、参照整合性の維持の一環としてカスケード更新を実行するようにデータベース サーバーがセットアップされている必要があります。 |
poAllowMultiRecordUpdates |
ただ 1 回の更新で、基礎となるデータベース テーブルの複数のレコードを変更することができます。トリガ、参照整合性、ソース データセットに対する SQL 文などの結果、こうなる可能性があります。なお、エラーが発生した場合は、イベント ハンドラを通じて、更新されたレコードにアクセスできますが、結果として変更された他のレコードにはアクセスできません。 |
poNoReset |
クライアント データセットでは、プロバイダがデータ提供の前にカーソルを先頭レコードに移動させるように指定することはできません。 |
poPropogateChanges |
更新処理の一環として更新レコードにサーバーが加える変更はクライアントに送り返され、クライアント データセットにマージされます。 |
poAllowCommandText |
クライアントでは、関連付けられたデータセットの SQL テキスト、またはそれで表されるテーブルやストアド プロシージャの名前をオーバーライドできます。 |
poRetainServerOrder |
クライアント データセットでは、データセット内のレコードをソートし直してデフォルトの順序を適用してはいけません。 |