メニューおよびツールバーのスタイルの選択
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個々のメニューやツールバーにさまざまな色やアイコンを追加できるのと同じように、さまざまなメニューやツールバーのスタイルを選択することで、アプリケーション全体のルック アンド フィールを設定することができます。標準のスタイル以外にも、アプリケーションで Windows XP や Encarta™ の外観を使用したり、配色を調整して独自の外観を指定することができます。アプリケーションのルック アンド フィールに統一性を持たせるため、IDE ではカラー マップを使用します。
カラー マップには、既存のメニューやツールバーに適切な色を追加するだけの簡単なものもあります。あるいは、メニューやツールバーのルック アンド フィールの、ごく小さなボタンの縁やメニューの影など、膨大な量の微妙な詳細設定を変更する、複雑なカラー マップもあります。たとえば XP カラー マップでは、メニューやツールバーのクラスに対して多くの微調整がなされています。IDE では、自動的に適切なカラー マップを使用して、この詳細設定を処理します。
デフォルトでは、コンポーネント ライブラリは XP スタイルを使用します。アプリケーションのメニューおよびツールバーすべてに対して、一括で 1 つの代替スタイルを選択するには、ActionManager コンポーネントの Style プロパティを使用します。
メニューおよびツールバーのスタイルを選択するには:
- [ツール パレット]の[Additional]カテゴリから ActionManager コンポーネントをフォームにドロップします。
- [オブジェクト インスペクタ]で Style プロパティを選択します。いくつかの異なるスタイルから選択することができます。
- スタイルを選択すると、アプリケーションのメニューおよびツールバーの外観が新しいカラー マップに合わせて変わります。
カラー マップ コンポーネントを使用して、スタイルのルック アンド フィールをカスタマイズすることができます。
カラー マップのルック アンド フィールをカスタマイズするには:
- [ツール パレット]の[Additional]カテゴリから、適切なカラー マップ コンポーネントをフォームにドロップします(XPColorMap や StandardColorMap など)。[オブジェクト インスペクタ]に、外観を調整するための数多くのプロパティが表示されます。その多くにはドロップダウン リストが備わっていて、別の値を選択できるようになっています。
- ツールバーやメニューそれぞれの ColorMap プロパティを、フォーム上にドロップしたカラー マップ オブジェクトを指すよう変更します。
- [オブジェクト インスペクタ]でカラー マップのプロパティを調整して、ツールバーやメニューの外観を変更します。
メモ: カラー マップをカスタマイズする際には注意が必要です。別の新しいカラー マップを選択すると、古い設定は失われます。別の設定を試していて、元のカスタマイズ設定に戻す可能性がある場合には、アプリケーションのコピーを保存しておくとよいでしょう。