入出力(I/O)エラー
文が {$I+}
の状態でコンパイルされると、I/O(入出力)エラーにより、例外が発生します。(アプリケーションが System.SysUtils ユニットをインクルードしていない場合、例外はアプリケーションを終了させます)。
I/O エラーの処理
{$I-}
状態では、プログラムは実行を続行し、エラーは IOResult 関数によって報告されます。
I/O エラー リスト
すべての I/O エラーについて、番号、名前、説明の一覧を以下の表に示します。
番号 |
名前 |
説明 |
100 |
ディスク読み込みエラー |
型付きファイルの末尾(EOF)を越えて Read で読み取ろうとした場合に発生します。 |
101 |
ディスク書き込みエラー |
ディスクがいっぱいになった場合、CloseFile、Write、WriteIn、Flush のいずれかで発生します。 |
102 |
ファイルが割り当てられていません |
Assign または AssignFile を呼び出してファイル変数に名前が割り当てられていない場合、Reset、Rewrite、Append、Rename、Erase のいずれかで発生します。 |
103 |
ファイルが開いていません |
ファイルが開いていない場合、CloseFile、Read、Write、Seek、Eof、FilePos、FileSize、Flush、BlockRead、BlockWrite のいずれかで発生します。 |
104 |
ファイルが入力用に開いていません |
テキスト ファイルが入力用に開いていない場合、そのファイルに対する Read、Readln、Eof、Eoln、SeekEof、SeekEoln のいずれかで発生します。 |
105 |
ファイルが出力用に開いていません |
コンソール アプリケーションを生成しない場合、テキスト ファイルに対する Write または Writeln で発生します。 |
106 |
数値形式が無効です |
テキスト ファイルから Read または Readln で読み取った数値が適切な数値形式に従っていない場合に発生します。 |