概要(FireDAC)
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FireDAC は、Delphi および C++Builder でマルチデバイス データベース アプリケーションを開発するための他に類を見ない汎用データ アクセス コンポーネント セットです。FireDAC を使用すると、その強力な共通アーキテクチャのため、Delphi から InterBase、SQLite、MySQL、SQL Server、Oracle、PostgreSQL、IBM DB2、SQL Anywhere、Access、Firebird、Informix などに高速かつ直接にネイティブ アクセスすることができます。
説明
10 年にわたってデータベース バックエンドのネイティブ ドライバを作成してきた経験に基づいて、FireDAC は、現実の負荷の高いアプリケーションの構築に必要な機能をすべてサポートしている強力なアクセス レイヤとして開発されました。FireDAC には、さまざまなデータベース バックエンドにアクセスするための共通の API が用意されています。その際、データベース固有の機能へのアクセスを断念する必要も、パフォーマンス面で妥協する必要もありません。
FireDAC の利点
- FireDAC は、10 年にわたって現実のデータベース アプリケーションを開発してきた経験の成果です。
- FireDAC により、開発者は、データベースとの複雑なやり取りに気を取られずにアプリケーションの開発に専念できます。
- FireDAC には、主要なすべての RDBMS 環境に対応する機能豊富な最新のコンポーネント セットが用意されています。
- FireDAC では、1 つのコンポーネント セットを使用して、サポートされているすべての種類の RDBMS に対応しています。
- FireDAC を使用すると以下が実現されるので、総所有コストが削減されます。
- 別個の高価なライブラリと比べた場合の初期コストの削減
- 独自の強力なライブラリの習熟に必要な時間の短縮
- さまざまなデータベースをターゲットにした場合のアプリケーション設計および開発の簡易化
FireDAC のコア機能
ネイティブ アクセス
エンタープライズ:
ワークグループ:
クラウド内のデータベース:
- Microsoft SQL Azure
デスクトップ:
組み込み:
多層:
汎用アクセス
以下へのブリッジ ドライバを通じて提供
エンタープライズ:
- Sybase Adaptive Server Everywhere
- SAP MaxDB
- IBM AS/400
ワークグループ:
- Ingres データベース
- Nexus データベース
デスクトップ:
- Microsoft SQL Server CE
- Microsoft Excel
既存:
- Micro Focus COBOL
- dBase
- FoxPro
- Paradox
- Clarion
マルチデバイス サポート
- Delphi Win32、Win64、OSX32、iOS、Android
- C++Builder Win32、Win64、OSX32
API
- 高速で強力な Delphi データセット
- ADO.NET に似たデータ エンジン
- 60 個の Delphi コンポーネント
ユニフィケーション
- データ型
- SQL ダイアレクト
- SQL スクリプト ダイアレクト
- データの編集
- 自動インクリメント フィールド
- エラー レポート
- 引用符付き識別子
- トランザクション サポート
- ログインとパスワード変更
- データベース イベント サポート
- データの移動、エクスポート、インポート
- メタデータ取得
- レコードのページングとカウント
- マスタ/詳細関係
パフォーマンス
- 行セット取得
- 配列 DML 実行
- ライブ データ ウィンドウ
- コマンド バッチ
- コマンドの非同期実行
- コマンド実行のキャンセル
- メタデータ キャッシング
- 更新コマンド キャッシュ
- 接続のプール
- dbGo および dbExpressより高速
拡張機能
- オプション継承システム
- 自動接続回復
- 接続解除モード
- 一元キャッシュ更新
- データセットの永続性
- 国際化対応アプリケーション
- DB サービス(バックアップ、復元など)
- ローカル SQL エンジン
その他
サード パーティ製品との統合
- EhLib
- FastReport
- Quantum Grid
- ReportBuilder
- TMS Advanced Grid
明瞭さ
- 100% ソース コード