[アドレス ブレークポイントの追加]または[データ ブレークポイントの追加]

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[実行|ブレークポイントの追加|アドレスで設定...]
[実行|ブレークポイントの追加|データ ブレークポイント...]

アドレスまたはデータ項目のどちらかに対してブレークポイントを設定します。 これら 2 つの形式のダイアログ ボックスを開くコマンドは、デバッグ モード(F9)でアプリケーションを実行中にのみ有効になります。

項目 説明

[アドレス]

アドレス ブレークポイントを設定するアドレスを指定します。 アドレスの命令が実行されたとき、プログラムはブレーク条件(省略可能)の評価が True で、パス カウント(省略可能)が指定値に到達した場合、実行を停止します。 アドレスをソース行番号と関係付けることができる場合、アドレス ブレークポイントはソース ブレークポイントとして作成されます。

[長さ](データ ブレークポイントのみ)

指定アドレスから始まるデータ ブレークポイントの長さを指定します。 この長さは自動的に標準データ型に計算されます。

[ブレーク条件]

ブレークポイントに達するたびに評価される条件式を指定します。 式の評価値が true の場合はプログラムの実行が停止します。 条件式を入力すると、プログラムの実行を停止できます。 有効な式(対応言語で異なる)を入力します。 式にあるすべてのシンボルは、ブレークポイントの位置からアクセス可能でなければなりません。 関数は、論理型を返す場合は有効です。 データ ブレークポイントでは、条件が設定されていない場合、[長さ] フィールドで指定した範囲のデータが変更されたとき、ブレークポイントにより停止します。

[スレッド]

ブレークポイントが適用される対象のスレッドを指定します。 マルチスレッド アプリケーションをデバッグ モードで実行しているときは、スレッド名(名前付きスレッドの場合)や現在のスレッド番号(名前がないスレッドの場合)から選択できます。

[パス カウント]

指定したパス カウントの後、一定の行番号でプログラムの実行を停止します。 パス カウントを入力します。 デバッガは、ブレークポイントを含む行に達するたびにパス カウントをインクリメントします。 パス カウントが指定した数と等しくなったときに、デバッガはプログラムの実行を停止します。 たとえば、パス カウントが 3 に設定されると、パス カウントに 3 の 0、3 の 1、3 の 2、3 の 3 と表示され、 プログラムの実行は 3 の 3 で停止します。

デバッガはパス カウントをインクリメントするので、ループの何回目でエラーが発生したかを判別するためにこのカウントを使用できます。 パス カウントを最大のループ回数に設定し、プログラムを実行します。 エラーが発生したとき、その時点の通過数を調べ、ループの反復の数を計算できます。 条件付きのパス カウントを使用すると、プログラムの実行は、n 回目に条件式が true であるときに停止します。 デバッガは条件式が true であるときだけ、パス カウントをデクリメントします。

[グループ]

ブレークポイント グループを作成し、このブレークポイントをグループのメンバにします。 ブレークポイント グループを使用すると、グループ内のすべてのブレークポイントで同様の動作を実行するときに便利です。 ブレークポイント グループを作成するには、このフィールドにグループ名を入力します。 既存のグループを使用するには、ドロップダウン リストからグループを選択します。

[拡張 <<]

ダイアログ ボックスが拡張され、動作とブレークポイントを関連付けるためのフィールドが表示されます。

項目 説明

[ブレーク]

実行を中止します。 ブレークポイントのデフォルトの動作です。

[この後の例外を無視する]

現在のデバッグ セッション中に現在のプロセスで発生した後続の例外をすべて無視します(デバッガが例外によって停止することはありません)。 これは[この後の例外を処理する]とペアで使用します。 特定のコード ブロックを[この後の例外を無視する]と[この後の例外を処理する]のブレークポイントのペアで囲むと、コード ブロックで発生する例外をスキップできます。

[この後の例外を処理する]

現在のデバッグ セッション中に現在のプロセスで発生した後続の例外をすべて処理します( [ツール|オプション...|デバッガ オプション|Embarcadero デバッガ|言語固有の例外内の現在の例外設定に基づき、デバッガは例外で停止します)。 このオプションではすべての例外で停止します。 このオプションは、[この後の例外を無視する]オプションで他のブレークポイントによって通常の例外処理が無効にされた後、通常の例外処理を有効にするために使用します。

[メッセージの記録]

指定したメッセージをイベント ログに書き込みます。 記録するメッセージを入力します。

[式の評価]

指定した式が評価され、また[結果を記録]チェック ボックスがデフォルトでオンになるので、イベント ログに評価結果が書き込まれます。 ログを残さずに評価するには、[結果を記録]チェック ボックスをオフにします。

[結果を記録]

[式の評価]にテキストを入力すると、イベント ログに評価結果が書き込まれます。 チェック ボックスをオフにすると評価は記録されません。

[有効にするグループ]

指定したグループ内のブレークポイントをすべて有効にします。 グループ名を選択します。

[無効にするグループ]

指定したグループ内のブレークポイントをすべて無効にします。 グループ名を選択します。

[呼び出し履歴を記録]

ブレークポイントに達すると、呼び出し履歴のすべてまたは一部を[イベント ログ]ウィンドウに表示します。

  • [全部の履歴] は、すべての呼び出し履歴を表示します。
  • [一部の履歴] は、[フレームの数]で指定されたフレーム数だけを表示します。
  • [フレームの数] は、[一部の履歴] が選択された際に、表示するフレームの数を示します。

関連項目