デバッグ情報(Delphi)
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種類 |
スイッチ |
構文 |
{$D+} または {$D-} {$DEBUGINFO ON} または {$DEBUGINFO OFF} |
デフォルト |
{$D+} {$DEBUGINFO ON} |
スコープ |
グローバル |
説明
$D 指令は,デバッグ情報の生成をオンまたはオフにします。この情報には,各手続きの行番号テーブルが含まれ,オブジェクトコードアドレスをソースコードの行番号にマップするのに使用されます。
ユニットの場合,デバッグ情報はユニットのオブジェクトコードとともにユニットファイルに記録されています。デバッグ情報があると,ユニットファイルサイズが増加し,このユニットを使用するプログラムをコンパイルするときに追加メモリが必要ですが,実行可能プログラムのサイズや速度には影響しません。
プログラムやユニットが {$D+} 状態でコンパイルされると,統合デバッガでステップ単位の実行が可能になり,そのモジュールのブレークポイントが設定できます。
[プロジェクトオプション]ダイアログボックスの[リンカ]ページの[TD32 デバッグ情報を含める]オプションと[マップファイル]オプションは,モジュールを {$D+} 状態でコンパイルした場合にのみ,指定したモジュールの完全なソース行情報を作成します。
$D スイッチは一般的に $L スイッチとともに使用されます。$L スイッチは,デバッグのローカルシンボル情報の生成をオンまたはオフにします。