プロパティ全体の編集
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オプションで、ユーザーがプロパティを視覚的に編集できるダイアログ ボックスを用意できます。プロパティ エディタが最もよく使用されるのは、それら自身がクラスであるプロパティに対してです。たとえば、Font プロパティの場合、ユーザーはフォント ダイアログボックスを開いて、フォントのすべての属性を一度に選択できます。
プロパティ全体を編集するエディタ ダイアログ ボックスを用意するには、プロパティエディタ クラスの Edit メソッドをオーバーライドします。
Edit メソッドでは、GetValue メソッドと SetValue メソッドの作成時に使用したのと同じ Get メソッドと Set メソッドを使用します。実際は、Edit メソッドでは、Get メソッドと Set メソッドの両方を呼び出します。このエディタは型固有のものなので、通常は、プロパティ値を文字列に変換する必要はありません。このエディタでは、一般に、値を "取得された状態のまま" 扱います。
[オブジェクト インスペクタ]でプロパティの横の[...]ボタンをクリックするか、値列をダブルクリックすると、プロパティ エディタの Edit メソッドが呼び出されます。
Edit メソッドの実装内では、次の手順を実行します。
- プロパティに使用するエディタのインスタンスを生成します。
- Get メソッドを使って、現在の値を読み取り、プロパティに割り当てます。
- ユーザーが新しい値を選択した場合は、Set メソッドを使ってその値をプロパティに割り当てます。
- エディタ インスタンスを破棄します。