ローカルテーブルのテーブルタイプの指定
メモ: ボーランド データベース エンジン(BDE)の使用は推奨されません。今後 BDE は機能拡張されません。たとえば、BDE では Unicode がサポートされていません。BDE を使用して新たに開発しないことをお勧めします。既存のデータベース アプリケーションを BDE から dbExpress に移行することを検討してください。
アプリケーションが Paradox テーブル、dBASE テーブル、FoxPro テーブル、カンマ区切り ASCII テキストテーブルにアクセスする場合、BDE は TableType プロパティを使ってテーブルのタイプ(想定される構造)を決めます。TTable がデータベースサーバー上の SQL テーブルを表している場合は、TableType は使用されません。
デフォルトでは TableType は ttDefault に設定されます。TableType が ttDefault の場合、BDE はテーブルのタイプをファイル名拡張子から決めます。次の表に、BDE が認識できるファイル名拡張子とそれに対応するテーブルのタイプを示します。
ファイル拡張子に基づいて BDE が認識するテーブルタイプ :
拡張子 | テーブルタイプ |
---|---|
なし |
Paradox |
.DB |
Paradox |
.DBF |
dBASE |
.TXT |
ASCII テキスト |
ローカルの Paradox テーブル、dBASE テーブル、ASCII テキストテーブルが上の表のファイル名拡張子を使用する場合、TableType を ttDefault のままにすることができます。これ以外のファイル名拡張子を使用する場合は、正しいテーブルタイプを示すように、アプリケーションで TableType を設定しなければなりません。次の表に TableType に設定できる値を示します。
TableType の値 :
値 | テーブルタイプ |
---|---|
ttDefault |
BDE で自動的に判断されるテーブルタイプ |
ttParadox |
Paradox |
ttDBase |
dBASE |
ttFoxPro |
FoxPro |
ttASCII |
カンマで区切られた ASCII テキスト |