関数呼び出し演算子 () のオーバーロード
構文
後置式 ( <式リスト> )
解説
通常の使い方で関数呼び出しとして使う場合は,後置式は関数名か,関数へのポインタまたは参照でなければなりません。また後置式にメンバー関数を使う場合には,後置式にはクラスメンバー関数名か,クラスメンバー関数を選択するために使われるメンバーへのポインタ式でなければなりません。いずれの場合も,後置式の後には任意の式リストを指定することができます。
x がクラス X のオブジェクトであるとすると,x(arg1, arg2) という呼び出しは x.operator()(arg1, arg2) と解釈されます。
operator()() という関数呼び出し演算子に対しては,静的ではないメンバー関数のみオーバーロードが可能です。