[ヘルプ]ボタンによるヘルプの表示
アプリケーションからの HTML ヘルプの呼び出し への移動
型が Vcl.Buttons.TBitBtn で種類が Kind = bkHelp
である[Help]ボタンを使用すると、コードをまったく書かずにヘルプ トピックを表示することができます。
フォーム デザイナでフォームを選択します。[ツール パレット]で[Additional]を選択します。[TBitBtn]を選択します。[TBitBtn]型のボタンをフォーム上に置きます。次の図のように、[オブジェクト インスペクタ]にこのボタンのプロパティが表示されます。
Kind プロパティの右の列で bkHelp
を選択します。ボタンの Caption に「Help」と表示されます。
アプリケーションをビルドして実行します。アプリケーションのこの[Help]ボタンをクリックすると、指定したコンテキスト ID 番号または指定したキーワードで特定されるヘルプ トピックが開きます。
ヘルプ ボタンのヘルプ トピック プロパティは、ボタンの HelpType プロパティ(htContext
または htKeyword
)、および、HelpContext または HelpKeyword プロパティを使って、直接指定することもできます。ただし、通常は親フォームのプロパティでヘルプ トピック プロパティを指定します。ヘルプ トピック プロパティの指定をフォームに委譲するには、HelpType = htContext
、そして HelpContext = 0
と設定します(これはプロパティのデフォルト値になっています)。
ヘルプ ファイルの名前は、親フォームまたはグローバル オブジェクト Application の HelpFile プロパティで指定します。