IHelpSystem の使用

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System.HelpIntfs.IHelpSystem を使用すると、アプリケーションで次の 3 とおりのことが可能です。

  • ヘルプ マネージャにパス情報を提供する。
  • 新しいヘルプ セレクタを提供する。
  • ヘルプ マネージャにヘルプの表示を要求する。

ヘルプ マネージャはプラットフォームにもヘルプ システムにも依存せず、そのためヘルプ ファイルの場所を特定できないので、ヘルプ ファイル名とパス情報を提供することが重要です。したがって、Vcl.Forms.TApplication.HelpFile メソッドまたは Vcl.Forms.TForm.HelpFile メソッドを使って、アプリケーションからヘルプ ファイル情報を提供する必要があります。これにより、ヘルプ ファイル情報が IHelpManagerGetHelpFile メソッドで入手できるようになります。

ヘルプ セレクタ AssignHelpSelector を割り当てることにより、ヘルプ マネージャは、同じコンテキスト ID に対応するヘルプを複数の外部ヘルプ システムが提供できる場合に、その判断を委ねることができます。詳細については、「IHelpSelector の実装」のトピックを参照してください。

IHelpSystem では、ヘルプを表示するようにヘルプ マネージャに要求するためのメソッドを次の 5 つエキスポートします。

HookHTMLHelp との互換性だけを目的としたものです。Hook を使用すると、キーワードベース、コンテキストベース、トピックベースのヘルプの要求に直接マッピングできない WM_HELP メッセージを処理できます。詳細については、MSDN で HTMLHelp および WinHelp に関するトピックを参照してください。それ以外のメソッドは、それぞれ、引数を 2 つ取ります。1 つは、要求されているヘルプのキーワード、コンテキスト ID、トピック名のいずれかで、もう 1 つは、ヘルプの格納場所として予想されるヘルプ ファイルです。

関連項目