MDI アプリケーション
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ウィザードを使って新しい MDI アプリケーションを作成する手順を次に示します。
- [ファイル > 新規作成 > その他]を選択して,[新規作成]ダイアログを開きます。
- [プロジェクト]ページをクリックして[MDI アプリケーション]をダブルクリックします。
- [OK]をクリックします。
MDI アプリケーションは SDI アプリケーションより綿密な計画が必要とされ,設計が複雑になります。MDI アプリケーションからクライアントウィンドウ内に常駐する子ウィンドウが作成されます。メインフォームには子フォームが含まれます。フォームが子フォーム(fsMDIChild)またはメインフォーム(fsMDIForm)なのかを指定するには,TForm オブジェクトの FormStyle プロパティを設定します。子フォームの基本クラスを定義し,各子フォームをこの基本クラスから派生させると,子フォームのプロパティを再設定する必要がなくなります。
MDI アプリケーションには,メインメニューのウィンドウポップアップとして,複数のウィンドウの表示方法を指定する[重ねて表示]や[並べて表示]などの項目が含まれていることがよくあります。子ウィンドウが最小化されると,そのアイコンは MDI 親フォーム内に配置されます。
ウィザードを使用せずに新しい MDI アプリケーションを作成する手順を次に示します。
- メインウィンドウフォームまたは MDI 親ウィンドウを作成します。その FormStyle プロパティを fsMDIForm に設定します。
- [ファイル > 開く],[ファイル > 上書き保存],および[ウィンドウ]を含むメニューを作成します([ウィンドウ]には[重ねて表示],[並べて表示],[アイコンの整列]を入れます)。
- MDI 子フォームを作成し,その FormStyle プロパティを fsMDIChild に設定します。