->(間接メンバー選択子)

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構文

後置式 -> 識別子

後置式は,構造体を指すポインタ型または共用体を指すポインタ型でなければなりません。

識別子は,その構造体型または共用体型のメンバー名でなければなりません。

この式は構造体または共用体オブジェクトのメンバーを特定します。式の値は指定されたメンバーの値です。指定されたメンバーが左辺値の場合にのみ,この式の値は左辺値になります。

解説

選択演算子 -> を使うと,構造体および共用体メンバーにアクセスできます。

オブジェクト s は構造体型 Ssptrs へのポインタとします。さらに,mS で宣言された M 型のメンバー識別子であるとします。

sptr->m

この式は M 型で,s 内のメンバーオブジェクト m を表します。

次の式は,

s->sptr

(*sptr). m の便利な同意語です。