TDBListBox および TDBComboBox の使用

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ルックアップ リスト ボックスとルックアップ コンボ ボックスでのデータの表示と編集 への移動


TDBListBox または TDBComboBox を使用する場合、設計時に[文字列リストの設定]ダイアログを使って、表示する項目のリストを作成する必要があります。[文字列リストの設定]を開くには、[オブジェクト インスペクタ]Items プロパティの参照([...])ボタンをクリックします。その後、リストに表示したい項目を入力します。実行時には、Items プロパティのメソッドを使用して文字列リストを操作します。

TDBListBox コントロールまたは TDBComboBox コントロールを DataField プロパティ経由でフィールドにリンクしている場合には、そのフィールドの値がリスト内で選択された状態で表示されます。現在の値がリストに含まれていなければ、どの項目も選択状態になりません。ただし、TDBComboBox の場合には、Items リストに表示されているかどうかに関係なく、フィールドの現在の値が編集ボックスに表示されます。

TDBListBox の場合、Height プロパティによって、リスト ボックスに一度にいくつの項目を表示するかが決まります。IntegralHeight プロパティでは、最後の項目の表示方法を制御します。IntegralHeightFalse(デフォルト)の場合、リスト ボックスの下端は ItemHeight プロパティによって決まるため、一番下の項目が完全に表示されない場合があります。IntegralHeight を True に設定すると、リスト ボックスに表示されている最後の項目が、一部ではなく完全に表示されます。

TDBComboBox の場合、Style プロパティによって、ユーザーとコントロールとの対話の方法が決まります。Style のデフォルト値は csDropDown であり、この場合、ユーザーはキーボードから値を入力することも、ドロップダウン リストから項目を選択することもできます。実行時に Items リストがどう表示されるかは、以下のプロパティによって決まります。

  • Style: コンポーネントの表示スタイルを示します。
  • csDropDown(デフォルト): ユーザーがテキストを入力できる編集ボックスの付いたドロップダウン リストが表示されます。項目はすべて、同じ高さの文字列です。
  • csSimple: 編集コントロールと、常に表示される固定サイズの項目リストが組み合わされます。StylecsSimple に設定するときには、リスト全体が表示されるように Height プロパティの値を大きくしてください。
  • csDropDownList: ドロップダウン リストと編集ボックスが表示されますが、実行時にユーザーがドロップダウン リストに含まれていない値を入力したり変更することができません。
  • csOwnerDrawFixed および csOwnerDrawVariable: 項目リストに文字列以外の値(ビットマップなど)を表示したり、リスト内の個々の項目を異なるフォントで表示することができます。
  • DropDownCount: リストに表示する項目の最大数です。項目の数が DropDownCount よりも大きい場合には、ユーザーはリストをスクロールできます。項目の数が DropDownCount よりも小さい場合には、リストはすべての項目をちょうど表示できるサイズに調整されます。
  • ItemHeight: スタイルが csOwnerDrawFixed の場合の各項目の高さです。
  • SortedTrue の場合、Items リストはアルファベット順に表示されます。

関連項目