セル表示フォームを追加する(dbExpress チュートリアル)
チュートリアル:アプリケーションで dbExpress を使用してデータベースを表示および更新する への移動
テーブル セルには、TDBGrid に簡単に表示できない量のデータが含まれている可能性があります。 このアプリケーションでは、セルがクリックされると、セルのデータを含むフォームを表示します。
右側のペインに[プロジェクト マネージャ]を表示して、プロジェクトにフォームを追加します。 プロジェクト名 DB_CDSDataUpdate を右クリックし、次のメニュー項目を選択します。
- Delphi の場合:[新規追加|フォーム - Delphi]
- C++Builder の場合:[新規追加|フォーム - C++Builder]
フォームの[Caption]を「Current Field」に変更します。 [Name]プロパティを「FormCurrentField」に設定します。
- Delphi の場合は、この新しいユニットを cdsfield.pas という名前で保存します。
- C++ の場合は、この新しいユニットを cdsfield.cpp という名前で保存します。
ここで表示したいのはテキストなので、フォームに [TDBMemo]コンポーネントを追加します。 [TDBMemo]コンポーネントを使用すると、データセット フィールドの表示や編集を行うことができます。 TDBMemo の[Name]を「DBMemoCurrentField」に設定します。 [Anchors]プロパティの 4 つの部分をすべて[True]に設定し、フォームのサイズが変更されても TDBMemo がフォームと同じサイズに変化するようにします。
これでフォームは次の図のようになります。
TDBGrid のセルをクリックすると、このフォームのサイズが変更され、TDBMemo にフィールドの値が表示されます。 このイベント処理については、「テーブル セルのクリック」で説明しています。
このフォームをメイン フォームにリンクする必要があります。
- Delphi の場合、cdsfield を cdsmain.pas の
uses
句に追加します。 - C++Builder の場合、次の行を cdsmain.h に追加し、先ほど追加したファイルを参照させます。
# include "cdsfield.h"
これでアプリケーションは完成です。