データセット プロバイダを使った更新の適用方法の選択
TXMLTransformProvider コンポーネントは常に、更新を関連付けられている XML ドキュメントに適用します。ただし、TDataSetProvider を使用する場合、更新がどのように適用するかを選択することができます。デフォルトでは、TDataSetProvider コンポーネントが更新を適用する際、更新エラーを解決し、動的に生成された SQL 分を使用して、データベース サーバーと直接通信します。このアプローチには、サーバー アプリケーションが更新を 2 回(まずデータセットに、その後リモート サーバーに)マージする必要がない、という利点があります。
しかしながら、常にこのアプローチが適切とは限りません。たとえば、データセット コンポーネント上のイベントを使用したい場合もあるでしょう。また、使用するデータセットが SQL 文の使用をサポートしていない場合もあります(たとえば、TClientDataSet コンポーネントから提供している場合)。
TDataSetProvider を使用すると、SQL を使用してデータベース サーバーへ更新を適用するのか、ResolveToDataSet プロパティを設定することでソース データセットに更新を適用するのかを、決定することができます。このプロパティが True の場合、更新はデータセットに適用されます。False の場合には、更新は基のデータベース サーバーに直接適用されます。