dbExpress データ ソースへの接続(FireDAC)
データベース接続(FireDAC) への移動
このトピックでは、dbExpress データ ソースへの接続方法を説明します。
サポート対象バージョン
FireDAC DBX ブリッジ ドライバでは以下をサポートしています。
- dbExpress バージョン 1 ~ 3(Delphi バージョン 6 ~ 2005 で使用可能)
- dbExpress バージョン 4("DBX フレームワーク" とも呼ばれる)(Delphi 2007 以降で使用可能)
Windows 版クライアント ソフトウェア
FireDAC は、dbExpress ドライバのインストールが必要です。 さらに、以下も参照してください。
ドライバのリンク
dbExpress バージョン 1 ~ 3 のドライバをリンクするには:
- ツールパレットの[FireDAC リンク]ページから、TFDPhysDBXDriverLink コンポーネントをドロップ
- または、uses 句に FireDAC.Phys.DBExp ユニットを追加
dbExpress バージョン 4 のドライバをリンクするには:
- ツールパレットの[FireDAC Links]ページから、TFDPhysTDBXDriverLink コンポーネントをドロップ
- または、uses 句に FireDAC.Phys.TDBX ユニットを追加
接続定義パラメータ
接続定義パラメータは、各ドライバに固有で、dbxdrivers.ini から取得されます。 DriverName パラメータを指定した後、接続定義エディタで、接続パラメータ リストをこのドライバに特化したパラメータで設定します。 さらに、FireDAC DBX ブリッジ ドライバは、次のパラメータをサポートします(詳細については、「接続の定義(FireDAC)」参照):
- DriverID=DBX (dbExpress バージョン 1 ~ 3 の場合)
- DriverID=TDBX (dbExpress バージョン 4 の場合)
パラメータ | 説明 | 値の例 |
---|---|---|
MetaDefCatalog | アプリケーションのデフォルト カタログを指定します。 カタログ名が MetaDefCatalog と同じ場合、設計時コードではオブジェクト名からカタログ名が省略されます。 | Northwind |
MetaDefSchema | アプリケーションのデフォルト スキーマを指定します。 スキーマ名が MetaDefSchema と同じ場合、設計時コードではオブジェクト名からスキーマ名が省略されます。 | dbo |
使用例
- Blackfish SQL. に接続する場合
メモ: パラメータ名は大文字と小文字の区別があります。
DriverID=TDBX DriverName=BlackfishSQL hostname=127.0.0.1 port=2508 database=c:\addemo create=True user_name=sysdba password=masterkey
- Oracle データベースに接続する場合:
DriverID=TDBX DriverName=Oracle RDBMS=ORACLE Database=ORA_920_APP User_Name=addemo Password=a
- Informix Dynamic Server に接続する場合:
DriverID=TDBX DriverName=Informix HostName=ol_svr_custom Database=sysuser User_Name=informix Password=informix2