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VCL スタイルの概要

提供: RAD Studio
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スタイルとは

スタイルを使って VCL アプリケーションの外観を変更することができます。スタイルとは次のようなものです。

  • VCL アプリケーションのルック アンド フィールを定義するグラフィカルな詳細情報をまとめたものです。
  • Windows のテーマと似ています。

スタイルを使用することで、コントロールのそれぞれの部品や状態の外観を変更することができます。VCL コントロールは、部品と状態から構成されます。VCL スタイルは、その部品や状態のそれぞれに対する値の集合です。 たとえば、スクロール バーの部品には、フレーム、スライダ、それぞれの方向を指す両端の 2 つのボタンがあります。両端のボタンには、たとえば "押されている"、"無効である"、"カーソルが上にある"、"通常" という状態があります。

VCL アプリケーションのスタイルを設定するには、[プロジェクト|オプション...|アプリケーション|表示]でスタイルを選択します。 詳細については、「[アプリケーション|表示]」を参照してください。

メモ: VCL スタイルは、実行時のアプリケーションの概観を変更します。ただし、フォーム デザイナは、この変更を表示しません。

スタイル ファイル(.vsf ファイル)の場所:

  • 製品に同梱された VCL スタイルは次の場所にあります。
    C:\Users\Public\Documents\Embarcadero\Studio\19.0\Styles
  • 新しい VCL スタイルも取得でき、それは VCL プレミアム スタイル パック から入手可能です。
  • また、これらのスタイル(VCL スタイルまたは FireMonkey スタイル)はどれも、作成したアプリケーションと一緒に再配布することができます。この再配布可能なスタイル ファイルは、作成した製品のインストール ディレクトリ内の次の場所に置きます。
    \Redist\styles.

[ビットマップ スタイル デザイナ]

[ツール]メニューで提供されている[ビットマップ スタイル デザイナ]を使用すると、独自にスタイルを作成したり、既存のスタイルを変更することができます。詳細は、「[ビットマップ スタイル デザイナ]を使用してスタイルを作成する」を参照してください。

[ビットマップ スタイル デザイナ]では、VCL スタイルから FireMonkey スタイルへの変換もサポートしています。また、VCL スタイルや FireMonkey スタイルや FireMonkey Metro スタイルのテストを行うテスト アプリケーションも提供しています。

スタイルの管理

Vcl.Themes.StyleServices 関数を使用すると、プログラム内で現在のスタイルの情報にアクセスできます。StyleServices によって、スタイル付きのコントロールや要素の情報を取得し、コントロールの描画を実行することができます。Vcl.Themes.StyleServices のインターフェイスについてより深く理解するには、「Vcl.Themes.TCustomStyleServices」を参照してください。

Vcl.Themes.TStyleEngine クラスを使用すると、カスタム VCL コンポーネントのスタイル フック クラスを登録することができます。スタイル フックとは、カスタム コントロール用のカスタム メッセージ処理を行うために実装しなければならないクラスです。特別なビジュアル処理が必要なカスタム コントロールがある場合には、Vcl.Themes.TStyleHook を継承するスタイル フック クラスを作成してそこでメッセージの処理を行います。

スタイルの読み込み、登録、選択や、スタイル エンジンの取得、登録、登録解除を行うには、Vcl.Themes.TStyleManager クラスを使用します。

コントロールの所有権の定義が必要

スタイル付き VCL アプリケーションでは、すべてのコントロールが有効な所有者で作成されていることが特に重要です(たとえばそれが属するフォームなど)。それにより、VCL がコントロール群をスタイル付きアプリケーションの一部として識別でき、順当にそれらに設定されたスタイルを適用することができます。

制限事項

VCL スタイルの利用には、一部制限があります。このセクションでは、それらの制限を一覧します:

  • VCL スタイルは、TComboBoxEx コントロールの自動提案オプションの使用時には、描画されません。この場合、自動提案ドロップダウン リストは常に Windows のテーマで描画されます(VCL スタイルがアクティブでも)。ただし、通常のドロップダウン リスト使用時には、VCL スタイルが描画されます。
  • Windows は、画面の高さより大きいポップアップ メニューの使用時には、スクロールを表示します。ただし、VCL スタイル使用時には、スクロールは表示されません。この問題を解決するためには、TMenuItem.Break プロパティを使用して、列付きのメニューを作成します。

関連項目

個人用ツール
他言語版
以前のバージョン
Assistance