Data.DB.TDataSet.FieldByName

提供: RAD Studio API Documentation
移動先: 案内検索

Delphi

function FieldByName(const FieldName: string): TField;

C++

TField* __fastcall FieldByName(const System::UnicodeString FieldName);

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
function public
Data.DB.pas
Data.DB.hpp
Data.DB TDataSet


説明

名前に基づいてフィールドを検索します。

FieldByName を呼び出すと、渡された名前のフィールドのフィールド情報を取得することができます。 FieldName は、既存のフィールドの名前です。 FieldByName は、指定されたフィールドを表す TField コンポーネントを返します。 指定されたフィールドが存在しない場合、FieldByNameEDatabaseError 例外を発生させます。

FieldName はシンプルなフィールド名、親のフィールド名によって限定されたオブジェクト フィールドのサブフィールド名、集計フィールドの名前などにすることができます。 この柔軟性のため、Fields プロパティや AggFields プロパティより、FieldByName の方がしばしば好まれます。

アプリケーションは、FieldByName によって返されるフィールドの特定のプロパティやメソッドに、直接アクセスすることができます。 たとえば、次の文では、特定のフィールドが計算フィールドかどうかを決定します:

Delphi:

if Customers.FieldByName('FullName').Calculated then
  // …

C++:

if (Customers->FieldByName("FullName")->Calculated)
  // …

FieldByName はデータベース アプリケーションを作成する開発者にとって特に設計時に便利ですが、基とするテーブルへのアクセスができず、このため、永続フィールド コンポーネントを使用することができません。

ヒント: 特定のフィールドに対して値の取得、設定を行うには、FieldByName に代わりに、デフォルト データセット メソッド FieldValues を呼び出します。

関連項目


コード サンプル