Data.Win.ADODB.TCustomADODataSet.Recordset
Delphi
property Recordset: _Recordset read FRecordsetObject write SetRecordset;
C++
__property Winapi::Adoint::_di__Recordset Recordset = {read=FRecordsetObject, write=SetRecordset};
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
property | public | Data.Win.ADODB.pas Data.Win.ADODB.hpp |
Data.Win.ADODB | TCustomADODataSet |
説明
ADO Recordset オブジェクトの直接アクセスを提供します。
Recordset は、ADO データセットのレコードへアクセスするためのインターフェイスです。ADO データセットを開くと、Recordset の値が自動的に、レコードへのアクセスを提供するインターフェイスへと設定されます。この値は、OnRecordsetCreate イベントが発生するまでは、使用しないでください。
Recordset を使用すると、データセット コンポーネントを表す ADO Recordset オブジェクトへの、直接アクセスを取得することができます。この直接アクセスするための参照により、アプリケーションは、基盤となる Recordset オブジェクトのプロパティやメソッドを使用することができます。基盤となる Recordset オブジェクトへのアクセスは、ADO データセット コンポーネントに現れない、Recordset オブジェクトのプロパティやメソッドを利用する際に、特に役立ちます。
通常アプリケーションは、基盤となる Recordset オブジェクトに直接アクセスする必要は、めったにありません。そのようなアクセスを使用する 1 つの状況としては、TADOCommand コンポーネントの実行によって生成された Recordset に、直接アクセスすることが考えられます。このような状況の場合、Execute メソッド(TADOCommand の)によって返された Recordset を、直接 Recordset プロパティに割り当てます。
ADODataSet1.Recordset := ADOCommand1.Execute;
ADODataSet1->Recordset = ADOCommand1->Execute();
メモ: Recordset を使用して基盤になる ADO Recordset オブジェクトに直接アクセスするには、ADO オブジェクト全般と特に ADO Recordset オブジェクトに関する十分な知識が特に必要です。Recordset オブジェクトの処理に慣れていない限り、Recordset の利用は推奨されません。Recordset オブジェクトの使用に関する固有の情報については、Microsoft Data Store SDK のヘルプを参照してください。