Datasnap.DBClient.TCustomClientDataSet.Delta

提供: RAD Studio API Documentation
移動先: 案内検索

Delphi

property Delta: OleVariant read GetDelta;

C++

__property System::OleVariant Delta = {read=GetDelta};

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
property public
Datasnap.DBClient.pas
Datasnap.DBClient.hpp
Datasnap.DBClient TCustomClientDataSet

説明

変更ログデータのパケットを表します。

Delta プロパティを使用すると,クライアントデータセットから変更ログデータのパケットをプロバイダに渡すことができます。Delta プロパティには,クライアントの操作で挿入,変更,または削除されたレコードに関する情報だけが格納されます。

クライアントデータセットがプロバイダにリンクされている場合,Delta は,ApplyUpdates メソッドおよび Reconcile メソッドへの引数として渡されます。これらのメソッドは,変更ログ内の情報を基にデータベースを更新します。アプリケーションが正常に更新を完了すると,Delta はクリアされます。更新エラーが発生した場合,更新を適用した後の Delta の値は,クライアントデータセットで許可されているエラートレランスによって異なります。以下のいずれかの値になります。

  • 最大許容エラー数に達し,すべての変更内容がロールバックされた場合は,すべての変更ログデータ
  • 発生したエラー数が,許容レベルとして指定されている最大数より少なかった場合は,適用できなかった変更のみ

ファイルベースのアプリケーションでは,変更が MergeChangeLog メソッドによって Data プロパティにマージされると,Delta はクリアされます。

関連項目