FireDAC.Comp.Client.TFDCustomConnection.CommitRetaining
Delphi
procedure CommitRetaining;
C++
void __fastcall CommitRetaining();
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
procedure function |
public | FireDAC.Comp.Client.pas FireDAC.Comp.Client.hpp |
FireDAC.Comp.Client | TFDCustomConnection |
説明
現在のトランザクションでデータに加えられた変更を、現在のトランザクションを終了しないまま、永続的に保存することができます。
CommitRetaining を呼び出すと、現在のトランザクションで INSERT/UPDATE/DELETE コマンドなどによりデータベースに加えられた変更を、トランザクションを終了しないまま、永続的に保存することができます。
FireDAC ではネストしたトランザクションをサポートしているため、現在のトランザクションは、直近の StartTransaction 呼び出しで開始されたトランザクションになります。ほとんどの DBMS のように、ネストしたトランザクションがデータベースでサポートされていない場合、FireDAC では、ネストしたトランザクションをセーブポイントを使ってエミュレートします。CommitRetaining を使用できるのはメイン トランザクションの場合だけで、ネストしたトランザクションでは使用できません。
Transaction プロパティが割り当てられている場合、CommitRetaining 呼び出しは、Transaction.CommitRetaining のショートカットです。そうでない場合は、CommitRetaining はデフォルトの接続トランザクションで操作します。
CommitRetaining を呼び出す前に、アプリケーションで InTransaction プロパティの状態を確認することができます。アプリケーションで CommitRetaining を呼び出したときに現在のトランザクションがなければ、例外が発生します。
CommitRetaining は、Interbase/Firebird の場合にはネイティブ機能を使用します。他の DBMS の場合、このメソッドは Commit を呼び出してから StartTransaction を呼び出すのと同じです。
例
procedure TForm1.DoThatButtonClick(Sender: TObject);
begin
FDConnection1.StartTransaction;
try
if CustomerQuery.Locate('ID', [100]) then begin
CustomerQuery.Edit;
CustomerQuery.FieldByName('status').AsString := 'top';
CustomerQuery.Post;
FDConnection1.ExecSQL('delete from debt where CustID = 100');
FDConnection1.CommitRetaining;
end;
except
FDConnection1.RollbackRetaining;
raise;
end;
end;