IBX.IBServices.TBackupOptions
Delphi
TBackupOptions = set of TBackupOption;
C++
typedef System::Set<TBackupOption, TBackupOption::IgnoreChecksums, TBackupOption::ConvertExtTables> TBackupOptions;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
set typedef |
public | IBX.IBServices.pas IBX.IBServices.hpp |
IBX.IBServices | IBX.IBServices |
説明
TBackupOption と TBackupOptions は,TIBBackupService がデータベースのバックアップを実行する方法を示します。
TBackupOptions は,TBackupOption 値のセットです。次の表に,指定できる値を示します。
IgnoreChecksums |
チェックサムとは,データの整合性を検証するための,データのページ単位の分析です。異常チェックサムは,システムクラッシュなどが原因でデータページがランダムに上書きされていることを意味します。 チェックサムエラーはデータの破壊を意味します。通常 InterBase は,異常チェックサムが検出されるとデータベースのバックアップを中止します。次回データベースを復元するときにデータを検証してください。 バックアップ処理中にチェックサムを無視するには,IgnoreChecksums に true を設定します。 |
IgnoreLimbo |
通常,limbo トランザクションは,2 相コミットの失敗によって発生します。また,システム障害が発生した場合や単独データベーストランザクションが準備されたときにも発生することがあります。 バックアップ処理中に limbo トランザクションを無視するには,IgnoreLimbo に true を設定します。 アプリケーションがバックアップ処理中に limbo トランザクションを無視する場合,アプリケーションはすべての limbo トランザクションによって作成されたレコードバージョンをすべて無視し,直前にコミットされたレコードバージョンを探してそれをバックアップします。 |
MetadataOnly |
データベースをバックアップする場合,そのデータを除外してメタデータだけを保存できます。このような操作は,次の目的で行います。 変更が加えられる前のメタデータのレコードを保持します。 データベースの空のコピーを作成します。コピーは同じメタデータを持ちますが,その中に別のデータを入れることができます。 メタデータだけを保存するには,MetaDataOnly に true を設定します。 |
NoGarbageCollection |
ガベージコレクションを行うと,データレコードの古いバージョンによって使用されている領域が再利用可能としてマークされます。通常は,バックアップ処理中にガベージコレクションを実行します。 ガベージコレクションを無効にするには,NoGarbageCollection に true を設定します。 |
OldMetadataDesc |
メタデータを古い形式でバックアップする場合は,OldMetadataDesc に true を設定します。 |
NonTransportable |
バックアップ時と異なるオペレーティングシステムが実行されているマシンにデータを移動したくない場合は,NonTransportable に true を設定します。NonTransportable に false(デフォルト)が設定されていると,データは汎用フォーマットで保存され,InterBase をサポートしている任意のマシン上で復元できるようになります。 |
ConvertExtTables |
バックアップ処理中に外部ファイルを内部テーブルに変換する場合は,ConvertExtTables に true を設定します。 |