Soap.SOAPHTTPClient.THTTPRIO
Delphi
THTTPRIO = class(TRIO)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION THTTPRIO : public Soap::Rio::TRIO
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Soap.SOAPHTTPClient.pas Soap.SOAPHTTPClient.hpp |
Soap.SOAPHTTPClient | Soap.SOAPHTTPClient |
説明
THTTPRIO は、HTTP メッセージを使用して、SOAP でリモート インターフェイス オブジェクトを呼び出します。
THTTPRIO を使用すると、リモートの Web サービス アプリケーション上の呼び出し可能なインターフェイスに対する静的リンク呼び出しを生成することができます。 アプリケーションで THTTPRIO を登録済みの呼び出し可能なインターフェイスにキャストすると、インメモリ メソッド テーブルが動的に生成されて、その呼び出し可能なインターフェイスに実装が提供されます。 THTTPRIO は、メソッド呼び出しを SOAP 要求にエンコードし、Web サービス アプリケーションに HTTP 要求メッセージを送信することによって、このメソッド テーブル内のメソッドを実行します。 また、その結果の HTTP 応答メッセージを解釈して、戻り値と出力パラメータを取得します。または、要求によってサーバー上で例外が発生した場合には、例外を発生させます。
THTTPRIO の公開プロパティを使用して、Web サービス アプリケーションへの接続方法を示すことができます。 サーバー アプリケーションの場所を識別するには、次の 2 つの方法があります。
- [URL]プロパティを使用して、サーバー アプリケーションが存在する URL を指定します。
- 実行時に WSDL ドキュメントから接続情報を動的に検索したい場合には、[WSDLLocation]プロパティを設定します。 [WSDLLocation]を設定すると、[オブジェクト インスペクタ]で[Service]プロパティおよび[Port]プロパティの値をドロップダウン リストから選択することにより、使用するバインディングを完全に指定できます。
プロキシ サーバーを使用する必要がある場合や、サーバーが認証を要求する場合は、[HTTPWebNode]プロパティの値である THTTPReqResp オブジェクトのプロパティを使用して、必要な情報を提供します。
呼び出し可能なインターフェイスのメソッド テーブルを THTTPRIO が生成するには、そのインターフェイスが起動レジストリに登録されていなければなりません。 呼び出し可能なインターフェイスを登録するには、グローバル関数 InvRegistry を使用してレジストリにアクセスし、RegisterInterface メソッドを使用します。
THTTPRIO オブジェクトをフォームやデータ モジュールの子として作成した場合には、フォームやデータ モジュールを破棄する前にそのオブジェクトを解放しなければなりません。 パラメータに nil(Delphi の場合)または NULL(C++ の場合)を指定して作成した場合には、参照カウントが 0 になったときに自動的に破棄されます。