System.VarConv.VarConvertCreate
Delphi
function VarConvertCreate(const AValue: Double; const AType: TConvType): Variant;
function VarConvertCreate(const AValue: string): Variant;
C++
extern DELPHI_PACKAGE System::Variant __fastcall VarConvertCreate(const double AValue, const System::Convutils::TConvType AType)/* overload */;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
function | public | System.VarConv.pas System.VarConv.hpp |
System.VarConv | System.VarConv |
説明
尺度を表すカスタムバリアントを返します。
VarConvertCreate 関数を呼び出すと,値として尺度を持つバリアントを作成できます。
最初の構文では,AType は測定単位を示し,AValue はそれらの単位の数値です。AType は,登録済みの変換単位を表さなければなりません。
2 番めの構文では,AValue は TryStrToConvUnit 関数で解析可能な文字列です(「1.5 liters」など)。
文字列を解析して尺度に変換できない場合は,VarConvertCreate が EInvalidCast 例外を生成します。
VarConvert の各カスタムバリアントは尺度を表します(つまり,測定単位の種類と,その単位の数値)。単位は,ConvUtils 単位で使用するような登録済みの測定単位でなければなりません。VarConv の複数のバリアントでは否定演算子を,VarConv の 1 個のバリアントでは加算,減算,乗算,除算,比較の演算子を実数とともに使用できます。VarConv の 2 個のバリアントでは加算,減算,除算,比較の演算子を使用できます。また,VarConv のカスタムバリアントでは,以下のプロパティもサポートしています。
Value は数値部(単位の数値) (読み書き可能)
Type は単位(読み出し専用)
TypeName は単位の名前(読み出し専用)
Family は単位の変換ファミリー(測定対象) (読み出し専用)
FamilyName は変換ファミリーの名前(読み出し専用)
Family によっては,各 Variant に As<Unit> という形式の名前を持つ一連の変換プロパティが割り当てられている。ただし,<Unit> は同じ変換ファミリーの別種の単位名