System.Win.Registry.TRegIniFile
Delphi
TRegIniFile = class(TRegistry)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TRegIniFile : public TRegistry
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | System.Win.Registry.pas System.Win.Registry.hpp |
System.Win.Registry | System.Win.Registry |
説明
TRegIniFile は,Windows 95 および NT システムレジストリを扱う低レベルのラッパーです。
TRegIniFile オブジェクトは,システムレジストリに対する単純なインターフェースを提供するため,ユーザーはレジストリの基本となる構成を参照する必要がなくなります。TRegIniFile は,TRegistryIniFile のヘルパーオブジェクトになります。TRegistryIniFile オブジェクトは TCustomIniFile クラスから派生するため,ほかの INI ファイルクラスとの互換性がさらに広がります。
TRegIniFile オブジェクトは,Windows 95 および NT システムレジストリをあたかも Windows 3.x INI ファイルのように処理することを可能にします。しかし,TRegIniFile オブジェクトは INI ファイルを処理するかわりにシステムレジストリを読み書きします。
TRegIniFile は,TRegistry クラスから派生したオブジェクトですが,TIniFile オブジェクトによって使用される同じプロパティとメソッドを追加します。TRegIniFile オブジェクトに渡される FileName プロパティは,システムレジストリのルートキー(デフォルトでは HKEY_CURRENT_USER)の下のサブキーになります。INI ファイルのセクションに相当するものは,システムレジストリではキーとして処理されます。また,INI ファイルのセクションにあるデータエントリに相当するものは,システムレジストリではキーの下のデータ値として処理されます。
メモ: TRegIniFile は主として,INI ファイルおよびシステムレジストリへのインターフェースを統一するために TRegistryIniFile のヘルパーオブジェクトとして使用するものですが,アプリケーションで直接 TRegIniFile を使用することもできます。