Vcl.Forms.TApplication

Delphi
TApplication = class(TComponent)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TApplication : public System::Classes::TComponent
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Vcl.Forms.pas Vcl.Forms.hpp |
Vcl.Forms | Vcl.Forms |
説明
TApplication は,GUI ウィンドウアプリケーションで使用する型です。
TApplication は,ウィンドウアプリケーションをカプセル化します。TApplication で導入されるメソッドやプロパティは,Windows オペレーティングシステムの基本的要素を反映して,アプリケーションを作成,実行,維持,および破棄します。つまり TApplication は,開発者と Windows 環境との間のインターフェースを簡素化します。TApplication は以下の動作をカプセル化します。
Windows メッセージ処理
状況感知型のオンラインヘルプ
メニューアクセラレータとキー処理
例外処理
Windows オペレーティングシステムがアプリケーションに対して定義する基本部分(MainWindow,WindowClass など)の管理
すべての GUI アプリケーションでは,アプリケーションのインスタンスである Application 変数が自動的に宣言されます。アプリケーションが Web サーバーアプリケーション,コントロールパネルアプレット,または NT サービスアプリケーションでない場合,この変数は TApplication 型になります。
TApplication はコンポーネントパレットに表示されないため,フォームデザイナで視覚的に操作することはできません。そのため TApplication には published プロパティはありません。しかし,TApplication のいくつかの public なプロパティは,設計時に[プロジェクト|オプション]で表示される[プロジェクトオプション]ダイアログボックスの[フォーム]ページと[アプリケーション]ページで設定および修正することができます。また,TApplicationEvents コンポーネントをプロジェクト内のフォームに追加して,アプリケーションのイベントをインターセプトし,IDE を使ってイベントハンドラを提供します。
メモ: 表示に影響を与えるアプリケーション全体のプロパティおよびメソッドについては,TScreen を参照してください。