FMX.Filter.Effects.TLineTransitionEffect
Delphi
TLineTransitionEffect = class(TImageFXEffect)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TLineTransitionEffect : public TImageFXEffect
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | FMX.Filter.Effects.pas FMX.Filter.Effects.hpp |
FMX.Filter.Effects | FMX.Filter.Effects |
説明
TLineTransitionEffect は、線を境界としてテクスチャを結合することで表示オブジェクトのテクスチャと別のテクスチャの間で遷移を行わせる効果を作成するためのクラスです。
詳細は、「TImageFXEffect」および「FireMonkey の画像効果」を参照してください。
この遷移は、効果が適用されるオブジェクトのテクスチャと、Target プロパティで指定されたビットマップの間で行われます。Target が指定されない場合、TLineTransitionEffect の視覚効果はありません。2 つのテクスチャの境界となる線は、Origin プロパティ、OffsetProp プロパティ、Normal プロパティを通じて定義されます。境界線のぼやけの量を設定するには、FuzzyAmount プロパティを設定します。
2 つのテクスチャ間の遷移の進行度は、Progress プロパティを使って変更することができます。Progress が 0% に設定された場合、境界線は Origin 点を通ります。Progress が 100% に設定された場合、境界線は OffsetProp 点を通ります。境界線を定義する 2 番目の点は、Normal に応じて計算されます。Normal は境界線の向きを決定します。Normal の X 座標が 0 の場合、境界線は X 軸と平行になります。Normal の Y 座標が 0 の場合、境界線は Y 軸と平行になります。
以下の表は、フォームに配置された .png 画像(TImage オブジェクトを使用)に対して TLineTransitionEffect 効果を適用した結果を示しています。
この例で境界線を定義するのに使用された値は以下のとおりです。
- Origin= PointF(70,50)
- OffsetProp= PointF(180,90)
- Normal が指定されていない表中のセルについては、画像の中央にあると見なされます。
- Progress が指定されていない表中のセルについては、デフォルト値が使用されています(Progress=30%)。
- FuzzyAmount=0.1
効果を適用しない場合(元の画像) |
Progress=0 の場合 |
Progress=100 の場合 |
Normal.X=0 の場合 |
Normal.Y=0 の場合 | |