System.SysUtils.TCurrencyHelper
Delphi
TCurrencyHelper = record helper for Currency
C++
struct TCurrencyHelper /* Helper for real 'System::Currency' */;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
helper class |
public | System.SysUtils.pas System.SysUtils.hpp |
System.SysUtils | System.SysUtils |
説明
TCurrencyHelper は、Currency データ型での操作を実行するためのサポートを提供します。
Currency 型は、金額計算での丸め誤差が非常に少ない固定小数点データ型です。 これは最下位 4 桁が暗黙に小数点以下の桁を表す位取り 64 ビット整数として格納されます。 代入文や式で他の実数型と混在させた場合は、Currency 型の値に対して自動的に 10,000 での除算または乗算が行われます。
TCurrencyHelper の Ceil、Floor、Trunc の各メソッドは、通貨の値の整数表現に適用されますが、通貨が浮動小数点値でない場合、期待どおりに機能しない可能性があります。
例
var
aNumber: Currency;
begin
aNumber := 28.65;
Writeln('Number: ' + aNumber.ToString);
Writeln('Size: ' + aNumber.Size.ToString);
Writeln('Frac: ' + aNumber.Frac.ToString);
Writeln('Trunc: ' + aNumber.ToString);
end.
コンソール出力:
Number: $28.65
Size: 8
Frac: $0.65
Trunc: $28.65
理解を深めるために、以下に上記メソッドについて簡単に説明します:
ToString
は、通貨のロケール シンボルを含む、値の文字列表現を返します。Size
は、データを表すために使用される、バイトを返します。Fraction
は、小数点以下の数値を返します。Trunc
は、数値表現の整数部分を返しますが、これには小数点以下4桁までは含まれています。