Vcl.AxCtrls.TActiveXControl
Delphi
TActiveXControl = class(TAutoObject,
IConnectionPointContainer,
IDataObject,
IObjectSafety,
IOleControl,
IOleInPlaceActiveObject,
IOleInPlaceObject,
IOleObject,
IPerPropertyBrowsing,
IPersistPropertyBag,
IPersistStorage,
IPersistStreamInit,
IQuickActivate,
ISimpleFrameSite,
ISpecifyPropertyPages,
IViewObject,
IViewObject2)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TActiveXControl : public System::Win::Comobj::TAutoObject
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Vcl.AxCtrls.pas Vcl.AxCtrls.hpp |
Vcl.AxCtrls | Vcl.AxCtrls |
説明
TActiveXControl は VCL コントロールを ActiveX コンテナウィンドウに埋め込む機能を提供する抽象クラスです。
TActiveXControl は ActiveX コントロールに必要となる中心的な機能およびインターフェースを定義し,その機能を TWinControl クラスから派生した任意の VCL コントロールに接続します。これにより,Delphi をはじめとして Internet Explorer,Visual Basic,PowerBuilder,Paradox,CodeGear C++ および IntraBuilder などの任意の ActiveX コンテナにコントロールを埋め込むことができるようになります。
新しい ActiveX コントロールクラスを作成するには,ActiveX コントロールウィザードを使用します。ActiveX コントロールを作成する手順についての詳細は,『開発者ガイド』またはオンラインヘルプの「COM ベースアプリケーションの開発」を参照してください。
TActiveXControl クラスは TAutoObject クラスから派生するので,作成されるオブジェクトは COM ベースの Automation というタイプライブラリをサポートし,ファクトリを持つ COM オブジェクトになります。また,TActiveXControl は以下の機能も実装します。
- コンテナ(サイト)での埋め込み
- インプレースでのアクティブ化
- 持続性
- イベント
- プロパティページ
- プロパティのブラウズ
TActiveXControl は抽象クラスなので,インスタンス化することはできません。かわりに,TActiveXControl から新しいクラスを派生させて ActiveX コントロールを実装する必要があります。この派生クラスは実装クラスと呼ばれます。TActiveXControl クラスから派生する実装クラスは,通常,オートメーションインターフェースも実装して,オブジェクトのプロパティおよびメソッドを指定します。
通常は,実装クラスのインスタンスは直接作成しません。かわりに,クラス宣言のあるユニットの initialization セクションにファクトリオブジェクトを作成します。ファクトリオブジェクトは,システムから要求されたときに,ActiveX コントロールオブジェクトを作成します。
TAutoObject から継承するインターフェースのほかに,TActiveXControl は以下のインターフェースを実装します。
メモ: ActiveX コントロールとしての VCL コンポーネントの使用例については,サンプルにある Demos\ActiveX\Delctrls を参照してください。