Vcl.Controls.TControl.ControlStyle
Delphi
property ControlStyle: TControlStyle read FControlStyle write FControlStyle;
C++
__property TControlStyle ControlStyle = {read=FControlStyle, write=FControlStyle, nodefault};
プロパティ
| 種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
|---|---|---|---|---|
| property | public | Vcl.Controls.pas Vcl.Controls.hpp |
Vcl.Controls | TControl |
説明
コントロールのスタイルの特定の属性を示します。
ControlStyle プロパティは，コントロールがマウスイベントをキャプチャするかどうか，コントロールが固定サイズかどうかなどのコントロールの各種の属性を調べることができます。ControlStyle プロパティにはこれらの属性を示す一連のスタイルフラグが入っています。以下に各フラグの内容を示します。
| フラグ | 意味 |
|---|---|
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csAcceptsControls |
コントロールは設計時にそのコントロールの上へドロップされたコントロールの親になる。 |
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csCaptureMouse |
マウスをクリックしたとき，コントロールはマウスイベントをキャプチャする。 |
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csDesignInteractive |
コントロールは設計時にマウスの右ボタンのクリックをコントロールを操作するマウスの左ボタンのクリックにマップする。 |
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csClickEvents |
コントロールはマウスクリックを受け取って応答できる。一部のコントロール（TButton など）は，この属性を継承しない。 |
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csFramed |
コントロールは 3 次元の枠を持つ。 |
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csSetCaption |
コントロールの Caption は別のキャプションが明示的に指定されていなければ，Name プロパティに一致する。 |
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csOpaque |
コントロールはクライアント矩形領域いっぱいに描画される。 |
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csDoubleClicks |
コントロールはダブルクリックメッセージを受け取って応答できる。あるいはダブルクリックをクリックへマップできる。 |
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csFixedWidth |
コントロールの幅は変更またはスケーリングされない。 |
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csFixedHeight |
コントロールの高さは変更またはスケーリングされない。 |
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csNoDesignVisible |
設計時にコントロールは可視でない。 |
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csReplicatable |
PaintTo メソッドを使ってコントロールのイメージを任意のキャンバスに描画できる。 |
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csNoStdEvents |
マウス，キー，またはクリックイベントなどの標準イベントを無視する。このフラグを使用すると，これらのイベントへの応答を必要としない場合に，アプリケーションの実行速度が向上する。 |
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csDisplayDragImage |
関連するドラッグイメージリストを持つコントロールを，この設定を持つコントロールの上でドラッグした場合，イメージリストを使用して，ドラッグカーソルの表示を向上させる。それ以外の場合，ドラッグカーソルは自身のイメージを使用する。 |
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csReflector |
コントロールはダイアログ，フォーカスの移動，サイズ変更に関連するメッセージに応答する。この設定はコントロールが ActiveX として動作する場合に，これらのイベントを受け取るために設定される。 |
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csActionClient |
コントロールはアクションオブジェクトにリンクされている。このフラグは Action プロパティがセットされているときにセットし，Action プロパティがクリアされているときにクリアする。 |
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csMenuEvents |
コントロールはシステムメニューコマンドに応答する。 |
ControlStyle は，指定したクラスからインスタンス化されたすべてのコントロールの特性を記述します。コンストラクタを呼び出す場合を除いて，ControlStyle を実行時に変更しないでください。ControlState プロパティは，変化する条件を記録します。
TControl のコンストラクタは ControlStyle を初期化して csCaptureMouse，csClickEvents，csSetCaption，csDoubleClicks のいずれかの値に設定します。
ControlStyle を使用するのは，主に TControl クラスから派生したコンポーネントを実装するときです。