Vcl.Dialogs.TOpenOptions
Delphi
TOpenOptions = System.UITypes.TOpenOptions;
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
set | public | Vcl.Dialogs.pas | Vcl.Dialogs | Vcl.Dialogs |
説明
TOpenOption および TOpenOptions により、ファイル選択ダイアログの動作が決まります。
TOpenOption の値により、ファイル選択ダイアログの外見と動作が決まります。TOpenOptions は TOpenOption の値の集合です。
取り得る値の一覧を次の表に示します。
値 | 意味 |
---|---|
ofReadOnly |
ダイアログが開いたときに、[読み出し専用ファイルとして開く]チェック ボックスをデフォルトでオンにします。 |
ofOverwritePrompt |
既に使用されているファイル名をユーザーが選択しようとした場合には警告メッセージを生成し、既存のファイルを上書きするかどうかを尋ねます(保存ダイアログで使用)。 |
ofHideReadOnly |
ダイアログから[読み出し専用ファイルとして開く]チェック ボックスを削除します。 |
ofNoChangeDir |
ユーザーが[OK]をクリックしたら、現在のディレクトリを、ファイル選択ダイアログが開く前の状態にリセットします。 |
ofShowHelp |
ダイアログに[ヘルプ]ボタンを表示します。 |
ofNoValidate |
ファイル名に無効な文字が含まれていないかどうかの確認を行いません。無効な文字が含まれているファイル名を選択できるようになります。 |
ofAllowMultiSelect |
ダイアログでユーザーが複数のファイルを選択できるようになります。 |
ofExtensionDifferent |
このフラグは、実行時に DefaultExt と異なる拡張子を持つファイル名が選択されるたびにオンになります。アプリケーションでこのフラグを使用する場合は、必ずリセットします。 |
ofPathMustExist |
存在しないディレクトリ パスのファイル名をユーザーが選択しようとした場合、エラー メッセージを生成します。 |
ofFileMustExist |
存在しないファイルをユーザーが選択しようとした場合、エラー メッセージを生成します([ファイルを開く]ダイアログにのみ適用)。 |
ofCreatePrompt |
存在しないファイルをユーザーが選択しようとした場合には警告メッセージを生成し、指定の名前で新しいファイルを作成するかどうかを尋ねます。 |
ofShareAware |
共有エラーを無視し、共有違反が発生した場合でもファイルを選択できるようにします。 |
ofNoReadOnlyReturn |
読み取り専用ファイルをユーザーが選択しようとした場合、エラー メッセージを生成します。 |
ofNoTestFileCreate |
ネットワーク ファイルが保護されているかどうかや、ディスク ドライブにアクセスできるかどうかの確認を行いません。作成可能で変更不能な共有ネットワーク ディレクトリにユーザーがファイルを保存しようとした場合にのみ適用されます。 |
ofNoNetworkButton |
([ネットワーク ドライブの割り当て]ダイアログを開く)[ネットワーク]ボタンをファイル選択ダイアログから削除します。ofOldStyleDialog フラグがオンになっている場合にのみ適用されます。 |
ofNoLongNames |
8.3 文字のファイル名のみ表示します。このオプションは、Options プロパティに ofOldStyleDialog も含まれている場合にのみ有効です。 |
ofOldStyleDialog |
以前のスタイルのファイル選択ダイアログを作成します。 |
ofNoDereferenceLinks |
Windows ショートカットの逆参照を無効にします。ユーザーがショートカットを選択した場合は、そのショートカットにリンクしているファイルではなく、ショートカットそのもの(.LNK ファイル)のパスとファイル名を FileName プロパティに割り当てます。 |
ofEnableIncludeNotify |
(Windows 2000 以降の場合のみ) ユーザーがフォルダを開いたとき、ダイアログに CDN_INCLUDEITEM 通知メッセージを送信します。新しく開かれたフォルダ内の項目ごとに、通知が送信されます。これらのメッセージを使用すると、フォルダの項目リストに表示される項目を制御できます。 |
ofEnableSizing |
(Windows 98 以降の場合のみ)マウスやキーボードでエクスプローラ形式のダイアログをサイズ変更できるようにします。デフォルトでは、このオプションの値にかかわらず、ダイアログのこのようなサイズ変更が可能になっています。フック手続きやカスタム テンプレートを用意する場合にのみ、設定する必要があります(古い形式のダイアログではサイズを変更できません)。 |
ofDontAddToRecent |
最近開いたファイルのリストにファイルが追加されないようにします。 |
ofForceShowHidden |
隠しファイルが必ずダイアログに表示されるようにします。 |