Vcl.MPlayer.TMediaPlayer
Delphi
TMediaPlayer = class(TCustomControl)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TMediaPlayer : public Vcl::Controls::TCustomControl
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Vcl.MPlayer.pas Vcl.MPlayer.hpp |
Vcl.MPlayer | Vcl.MPlayer |
説明
TMediaPlayer は、MCI(Media Control Interface)ドライバを提供するデバイスを制御します。
TMediaPlayer コンポーネントには、CD-ROM ドライブや、MIDI シーケンサ、VCR といったマルチメディア デバイスを制御するための、一連のボタン(再生、停止、取り出しなど)が含まれています。マルチメディア デバイスは、ハードウェアの場合もソフトウェアの場合もあります。
メディア プレーヤー コンポーネントには、複数のボタンが含まれます。このボタンは、マウスでクリックすることができますが、別々のオブジェクトでもボタン コンポーネントでもありません。
ボタン | 値 | アクション |
---|---|---|
再生 |
btPlay |
メディア プレーヤーを再生します。 |
一時停止 |
btPause |
再生または記録を一時停止します。クリック時に既に一時停止の状態であれば、再生または記録を再開します。 |
停止 |
btStop |
再生または記録を停止します。 |
次へ |
btNext |
次のトラック(メディアでトラックを使用していない場合には最後)に移ります。 |
前へ |
btPrev |
前のトラック(メディアでトラックを使用していない場合には最初)に移ります。 |
ステップ |
btStep |
数フレーム進みます。 |
戻る |
btBack |
数フレーム戻ります。 |
記録 |
btRecord |
記録を開始します。 |
取り出し |
btEject |
メディアを取り出します。 |
ユーザーが TMediaPlayer コンポーネント上のボタンをクリックすると、マルチメディア デバイスは、ボタンに応じて再生、一時停止、停止などの動きをします。ボタンに対応する制御メソッドを使って、デバイスを制御することもできます(Play、Pause、Stop、Next、Previous、Step、Back、StartRecording、Eject)。
マルチメディア デバイスの種類(dtWaveAudio、dtVideodisc など)は、DeviceType プロパティで指定します。デバイスがメディアをファイルに格納している場合には、メディア ファイルの名前を FileName プロパティに指定します。DeviceType が dtAutoSelect であれば、メディア プレーヤーは、FileName で指定されたファイルの拡張子からデバイスの種類を判断しようとします。
実行時に作られたメディア プレーヤー コンポーネントが DeviceType で指定されたデバイスを自動的に開くようにするには、AutoOpen プロパティを true に設定します。