Vcl.Printers.TPrinter
Delphi
TPrinter = class(TObject)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TPrinter : public System::TObject
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Vcl.Printers.pas Vcl.Printers.hpp |
Vcl.Printers | Vcl.Printers |
説明
TPrinter は,Windows プリンタインターフェースをカプセル化します。
TPrinter を使用して,アプリケーションが行う印刷ジョブを管理します。TPrinter のインスタンスは,Printers ユニットの Printer 関数を呼び出して取得します。
フォームの印刷イメージをどのように表示するか決めるには,TForm コンポーネントの PrintScale プロパティを使用します。
BeginDoc メソッドを呼び出すと,印刷ジョブが開始されます。アプリケーションは,Text 変数またはプリンタのキャンバスを介して描画することで,コマンドを送信します。NewPage メソッドを呼び出すと次のページに移動できます。このジョブは,アプリケーションによって EndDoc メソッドが呼び出されるまで開いたままです。問題が発生し,プリンタに正しく送信されなかった印刷ジョブを終了する必要がある場合は,Abort メソッドを呼び出します。
TPrinter のプロパティを使用すると,印刷ジョブを設定できます。たとえば,Print Manager(およびネットワークヘッダーページ)に表示されるタイトルは,Title プロパティによって決定されます。Copies プロパティでは印刷するコピー数を指定でき,Orientation プロパティでは印刷の向きを垂直方向または水平方向のどのモードにするかを指定できます。
TPrinter には,読み出し専用のプロパティも用意されています。これらのプロパティにより,現在印刷されているページ,プリンタで使用可能なフォント,用紙のサイズなどを判別できます。
TPrinter の下位クラスを作成する場合は,TPrinter の下位クラスオブジェクトが正しく動作するように,SetPrinter ルーチンを呼び出す必要があります。