Vcl.StdCtrls.TCustomListBox
Delphi
TCustomListBox = class(TCustomMultiSelectListControl)
C++
class PASCALIMPLEMENTATION TCustomListBox : public Vcl::Controls::TCustomMultiSelectListControl
プロパティ
種類 | 可視性 | ソース | ユニット | 親 |
---|---|---|---|---|
class | public | Vcl.StdCtrls.pas Vcl.StdCtrls.hpp |
Vcl.StdCtrls | Vcl.StdCtrls |
説明
TCustomListBox は,リストボックスコントロールのラッパーであるリストボックスオブジェクトの基本クラスです。
TCustomListBox は,すべてのリストボックスコントロールに共通した基本動作をカプセル化します。リストボックスオブジェクトは,ユーザーが 1 つまたは複数の項目を選択できるスクロール可能なリストを表示します。リストボックスコントロールを使用すると,ユーザーが選択できる項目を,リスト内の項目に制限することができます。項目は,設計時または実行時に追加することもできます。
リストボックスのラッパーとして,TCustomListBox は次のような処理を行うメソッドを実装しています。
リスト内の項目の表示,ソート,選択,操作,問い合わせ
アイコンやビットマップなどのグラフィックイメージを表示できる,オーナー描画スタイルリストボックスの作成
複数列および複数選択リストの作成
TCustomListBox は,デフォルトでは項目をテキスト文字列として表示する標準リストボックスです。これらの項目は TStrings オブジェクトに格納され,TStrings オブジェクトのオブジェクトを使用して,文字列の追加,挿入,削除を行います。次のコードは,リストボックスへの新しい文字列の追加の例です。
MyListBox.Items.Add('New item'); //Delphi
MyListBox->Items->Add("New item"); // C++
TCustomListBox の派生オブジェクトであるリストボックスは,TCustomListBox の基本的な機能を継承します。また,一部の派生オブジェクトも,独自の機能を持ち,それぞれをファイル,ディレクトリ,ドライブ,またはデータベースの情報にリンクさせることができます。 これらのリストボックスを使用すると,ファイル,ディレクトリ,ドライブまたはデータベース情報へ簡単にアクセスおよびリストできます。
コンボボックスは,編集コントロールと,リストの選択ドロップダウンスタイルを持つリストボックスです。コンボボックスを使用すると,ユーザーが編集ボックス内に選択内容を入力でき,またリストをドロップダウンさせることによりフォーム上のスペースを節約することもできます。
マトリックスまたは展開可能なツリー構造を必要とする項目のリストの場合は,リストビュー,またはツリービューを使用します。これらのコントロールを使用すると,項目をグループ化して,列見出しの下や,展開および縮小が可能な行に表示することができます。