Datasnap.Midas.IAppServer

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Delphi

IAppServer = interface(IDispatch)

C++

__interface  INTERFACE_UUID("{1AEFCC20-7A24-11D2-98B0-C69BEB4B5B6D}") IAppServer  : public IDispatch

プロパティ

種類 可視性 ソース ユニット
interface
class
public
Datasnap.Midas.pas
Datasnap.Midas.hpp
Datasnap.Midas Datasnap.Midas

説明

IAppServer は,クライアントデータセットがデータセットプロバイダと通信するために使用するインターフェースです。

クライアントデータセットは,IAppServer インターフェースを使用して,そのプロパティおよびメソッドの多くを実装します。このインターフェースは,クライアントデータセットと,クライアントデータセットがデータを受け取り更新を適用するプロバイダコンポーネントとの通信の基礎を提供します。

プロバイダがクライアントデータセットと同じアプリケーション内にある場合,IAppServer インターフェースはクライアントデータセットとプロバイダの通信を管理するために作成された隠れオブジェクトによって実装されます。多層アプリケーションでは,クライアントデータセットはクライアントアプリケーションに常駐する接続コンポーネントから IAppServer インスタンスを取得します。

IAppServer を使ってプロバイダコンポーネントに通信するとき,クライアントデータセットは目的のプロバイダの名前をすべてのメソッド呼び出しに渡します。デフォルトでは,このインターフェースはステートレスであり,各メソッドの呼び出しは,以前のメソッド呼び出しとはかかわりを持たずに独立して機能します。このため,IAppServer は,持続的ステート情報を表すプロパティを持ちません。しかし,クライアントデータセットは,AS_GetRecords メソッドを使ってインクリメンタルフェッチを実行するときに,現在のデータベースのカーソルの位置などのステート情報を必要とする場合があります。こうしたステート情報は,複数のクライアントが IAppServer を実装するアプリケーションサーバーを共有しない場合にのみ保存されます。

メモ:  IAppServer を使用するコンポーネントメソッド宣言では,かわりに _di_IAppServer 型を使用します。この型は,次のように IAppServer インターフェースをラップする DelphiInterface ラッパーです。



typedef System::DelphiInterfaceDelphiInterface_object< IAppServer >  _di_IAppServer;



関連項目